不明の女子大生と確認 山中で発見の切断頭部島根県境に近い広島県北広島町の山中で女性の頭部が見つかった事件で、両県警は7日、女性を10月下旬から行方不明になっている島根県立大1年平岡都さん(19)=同県浜田市=と確認した。DNA型鑑定で一致した。 両県警は死体損壊、遺棄容疑で浜田署に合同捜査本部を設置。何者かが別の場所で平岡さんを殺害、遺体を切断し車で運んで捨てたとみて、司法解剖して死因の特定を急ぐ。 捜査本部は7日午前、頭部が見つかった北広島町の臥竜山山頂付近を約200人態勢で捜索。遺体のほかの部分や遺留品などがないかを調べる。 また、浜田市から現場付近に向かう国道186号を中心に目撃情報を収集して行方が分からなくなった後の足取りの解明を進め、平岡さんの交友関係も含めて捜査する。 捜査本部は100人態勢で、浜田署の後藤良美署長は7日未明の記者会見で「必要な捜査は全部やっていきたい」と強調。現時点で、平岡さんからのストーカー被害などの申告は把握していないことを明らかにした。 捜査本部によると、遺体は、死後それほど時間はたっていないとみられる。臥竜山の入り口から約4・5キロの林道終点にある車両転回場付近で、約10メートルがけ下のなだらかな斜面に積もった落ち葉の上で見つかった。 【共同通信】
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