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寮近く、平岡さんの?靴発見 色とサイズが一致

2009年12月1日

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写真平岡さんのものと似た靴が発見された現場付近。道路の向かって右側の側溝にあった=30日午後4時42分、島根県浜田市野原町、後藤太輔撮影地図
※地図をクリックすると拡大します

 島根県立大1年、平岡都(みやこ)さん(19)の遺体の一部が広島県北部の山中で見つかった事件で、平岡さんのものとみられる靴の片方が30日、住んでいた島根県浜田市内の女子学生寮近くで見つかった。捜査関係者によると、行方不明になった当時に履いていた靴とサイズ、色が一致し、形も似ているという。島根、広島県警の合同捜査本部は、靴が見つかった付近で車で連れ去られた可能性があるとみて調べている。

 捜査本部によると、見つかったのは左足用の黒色のスニーカー。捜査関係者によると、サイズは女子学生が当時履いていた22.5センチと同じだった。靴から皮膚などの検体が採取できれば、DNA型鑑定で特定を進める。

 女子学生は10月26日夜、学生寮から約2.6キロ離れたアルバイト先のショッピングセンターを出てから、行方がわからなくなった。靴が見つかったのは、ふだんアルバイトを終えて歩いて帰宅するルートから東へ約50メートル入った道路沿いの側溝の中。学生寮からは約800メートル離れている。捜査員が見つけた。草の中にあったが、上から見える状態だったという。

 捜査本部によると、靴が見つかった付近は島根県警が複数回、捜索していた。見落としていたか、犯人が後に遺棄した可能性が考えられる。捜査本部は、女子学生が車で連れ去られた際に落ちたと考えるのが自然とみて、ほかに遺留品がないか1日にも付近を捜す。

 現場は民家はほとんどなく、夜間は暗く、人通りも少ない。近くに住む女性(62)は「女子学生が行方不明になった10月26日午後9時過ぎは家にいたが、悲鳴や争う音は聞こえなかった」と話した。

 帰宅ルートにある防犯ビデオに女子学生は映っておらず、目撃情報もないことから、捜査本部はアルバイト先を出て間もなく連れ去られた可能性もあるとみていた。だが、今回見つかった靴が女子学生のものならば、帰宅目前に犯罪に巻き込まれた可能性が高まる。

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