2010年11月26日7時30分
「めげているだろうと思っている人がいるかもしれませんが、一切めげてません」
国会軽視発言で法相と拉致問題担当相を更迭された柳田稔参院議員が、部下だった職員にこんなあいさつをしていた。会場は報道陣に非公開。つい気を許し、軽口につながったようだ。
辞任2日後の24日、内閣府で拉致問題対策本部事務局の職員らに「お別れの言葉」を述べた時の発言。2カ月間の在任中を振り返り、「一参院議員になるが、できる範囲のことはしたい」と語った。
問責理由となった「二つ答弁できればいい」発言については、「少々サービス精神が旺盛というか、地元でしゃべってしまいまして、こういうことになりました」。女性職員から花束を渡され、「めげてません。大丈夫です」と笑顔を振りまいたという。