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石川・志賀原発で初の公開銃器訓練 外国人の武装工作員を想定
石川県志賀町の北陸電力志賀原子力発電所で26日、石川県警銃器対策部隊と愛知県警の特殊急襲部隊(SAT)による外国人の武装工作員を想定した制圧訓練が行われた。原発の敷地内での銃器を使った公開訓練は初めてという。
警察庁は朝鮮半島情勢の緊迫化や国際テロの脅威が高まっていることなどを受け、原発を重要警備施設に指定。訓練は、普段から警備にあたる銃器対策部隊に加え、SATが前線待機する中、武装工作員が侵入するとの想定で行われた。
3人の工作員が乗った車両が原発のゲートを突破。警察部隊の装甲車が防護区域手前で工作員の車両の行く手を遮ると、工作員が発砲。銃撃戦の末、工作員を投降させた。
訓練を視察した警察庁の安藤隆春長官は「情勢の急激な変化にも柔軟に対応できるよう緊張感をもって重要施設の警戒警備にあたりたい」と話した。