2010年11月26日1時39分
小沢鋭仁前環境相ら民主党有志議員が25日、中国の程永華(チョン・ヨンホワ)駐日大使を招いた非公開の勉強会を開いたところ、議員の出席者がわずか22人だった。尖閣諸島沖の衝突事件や北朝鮮による韓国砲撃をめぐり中国側と話し合う好機だったが、党内の関心の低さを露呈した。
勉強会の案内は党所属国会議員412人に出された。出席者によると、大使は質疑応答で尖閣諸島について「中国は固有の領土と主張しているが、対話が大切だ」。北朝鮮の砲撃には「大変憂慮しているが、報復の連鎖はよくない」と語ったという。
勉強会を企画した議員の一人は「中国に与党の意思を伝える絶好の機会だったのに」とがっかりした様子だった。