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痴漢男性に無罪 「被害直後の女性メールに不自然さ」 大阪地裁
大阪市中央区の路上で今年5月、通行人の女性の胸や尻を触ったとして、大阪府迷惑防止条例違反の罪に問われた元アルバイトの男性(38)の判決が26日、大阪地裁であり、横田信之裁判官は「被害があったとする女性の供述には合理的な疑いが残る」として無罪(求刑懲役6月)を言い渡した。
判決理由で横田裁判官は、現場付近の飲食店など複数の防犯カメラに2人が歩いている場面が写っていることから「男性が女性に相当強い関心を持ち、付きまとっていたことがうかがわれる」と指摘。ただ、男性が女性に触っている映像はないとした上で、痴漢があったとされる直後に女性が知人に送った携帯電話のメールでも被害への言及がないことから「被害直後のメール内容としては不自然」と述べた。
男性は公判で「痴漢行為は絶対にやっていない」と無罪を主張していた。