いい加減「恋愛もベテラン」な、ある女友達が
最近おかしくなってて、
「止められないの」
なんて、手首を切ってる。
それを写メして送ってくる。
それを彼氏にも送ってるとか言う。
「こういうの男は引くからNGだぞ」
なんて言っても聞いてない。
よくある「恋愛泥沼中継」なんだけど
彼女は元々「小悪魔女」で「自由な女」を自称。
元気な人だったのに、恋愛は怖いね。
せっかく好きになれる人に会えたのに
なんだか「台無し」にしてしまうらしい。
僕は恋愛には「相手を判断できなくなる距離」があると思う。
おそらく半径50センチ以内。
恋人とベタベタの時期になると
相手のことを「離れて冷静に見る機会」が無くなる。
相手を離れて見るのは、せいぜい待ち合わせの時くらいで、
あとはずっと半径50センチの中にいる。
これが案外危険。
どうやらこの距離は相手が見えない距離らしいのだ。
最近はメールという、より「わからない」距離も恋愛に介在してる。
追い詰められて手首なんか切る前に
少し遠くから相手を見れば変な魔法も解けるかもしれないのにね。
それができないのが恋愛。
でもそれも人生。
でもいきなり嫌いになって
「臭いも嫌」なんてなるのも人生。
そういえば今絶薬で「ゆでたまご先生」を描いてます。
ずいぶん前に対談したんだけど、諸事情のためにここまで
遅れての掲載です。
ゆでたまご先生の人生は小学生の友人が一生助け合う人生。
なんか純粋に漫画を描いていた時代に戻れた感じで癒されます。
友人とでたらめ言い合って、笑いながら漫画描いてた
12歳の俺の魂、まだまだよろしく頼むぜー。
あれ、何か話が変わったな。
まあとにかく、手首とか切らないですむような
恋をしてね。
無理?
ですよね。人類だもの。
そんなふうにおかしくなれるほどの恋ができた事に
感謝して寝なさい。
寒いけどねっ