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2010年11月25日(木) 19:10 |
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給費制の完全維持へ活動引き継ぎ
国が司法修習生に対して給与を支払う給費制が向こう1年間継続される見通しの中、修習生らが改めて給費制の存続を訴えました。
街行く人々に給費制の存続を訴える司法修習生たち。 27日から研修が始まれば、公務員に準じた立場となり政治活動が行えないことから、これが締めくくりの活動です。 国が司法修習生に対して給与を支払う給費制は、今月から返済が必要な貸与制に切り替わったことから、司法修習生らが存続を求め街頭活動を行ってきました。 このような活動を受け先週、民主、自民、公明の3党の幹事長らが会談。 今後1年間給費制を延長する法案を提出することで合意し、法案は今の国会で成立する見通しとなりました。 23日の午後、給費制の存続を求めて活動を続けている司法修習生中道一政さんが、京都から研修の配属地である岡山に引っ越してきました。 岡山での住居は6畳のワンルームマンションで、家賃は月3万5千円。 中道さんは学生時代からの奨学金などで550万円の借金を抱えており、引っ越しも業者にではなく友人とその父親に手伝ってもらい費用をかけずに済ませました。 また、研修期間中の生活費については、貸与制に頼ることを決め申し込みをしていましたが、給費制が1年間継続される見込みとなり、ひとまず安心したと表情を緩めます。 岡山大学です。 中道さんら司法修習生が、法科大学院の学生らに活動の引継ぎを行いました。 給費制は今後1年間継続される見通しですが、その先どうなるかはまだ分かっていません。 司法修習生は研修が始まると街頭活動が出来なくなることから、自分たちの代わりに活動を続けて欲しいと法科大学院の学生らに署名用紙や活動の時に使ってきたTシャツなどを手渡しました。 先輩から後輩へと引き継がれた給費制存続を求める活動。 給費制が継続となった場合には、その1年の間に制度のあり方などが改めて協議されることから、国が今後どのような判断を下すのか注目されます。 司法修習生の給費制継続法案は、25日午後の衆議院本会議において賛成多数で可決され、26日、参議院で審議されることになっています。
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