2010年 11月 25日
倉敷市の兄妹殺人 遺体には多数の傷
岡山県倉敷市で24日17歳の少年が中学3年の妹を刃物で刺し殺害したとして逮捕された事件で、妹の遺体には多数の刺し傷があったことがわかりました。この事件は24日午後3時半ごろ、岡山県倉敷市で17歳の無職の少年が自宅で中学3年の妹を包丁のような刃物で刺し殺害したとして逮捕されたものです。警察のその後の調べで妹の遺体には多数の刺し傷があったことがわかり、警察では少年が妹を執拗に刺したものと見て調べています。これまでの調べに対し少年は、「妹にバカにされたのでやった」と容疑を認めているということです。一方、妹が通っていた中学校では25日、緊急の全校集会が開かれ、全校生徒で妹の冥福を祈り黙とうをささげたということです。

ファジに専用練習場を!署名提出
28万人余りの署名が集まりました。サッカーJ2ファジアーノ岡山の専用練習場の整備を求める要望書が25日、岡山市に提出されました。要望書を提出したのはサポーターなどで作る「ファジアーノ岡山の練習場整備を推進する会」です。会の代表を務める岡山大学の千葉喬三学長ら15人が市役所を訪れ、高谷市長に署名と要望書を手渡しました。署名は7月30日から3ヵ月間行っていたもので、総数は28万4673人と、目標にしていた10万人の約3倍が集まりました。要望では天然芝2面と人工芝1面のグラウンドとクラブハウスなどを備えた専用練習場の整備を求めています。ファジアーノ岡山の練習場は、現在岡山市の財田スポーツ広場や灘崎総合公園など主に3ヵ所ですが、専用練習場ではないためスケジュールの調整が難しい上、クラブハウスなどの環境も整っていないことから、チーム強化のために改善を求める声が強くなっていました。ファジアーノ岡山によりますとJリーグの全37のクラブ中30クラブが専用練習場を確保しているということで、サポーターの声に対し、岡山市が今後どう対応していくのか注目されます。

11月定例香川県議会開会
11月定例香川県議会が25日、開会しました。高松空港と上海を結ぶ定期便の就航に向け準備のための費用を盛り込んだ一般会計補正予算案など、32の議案が提案されました。香川県の浜田知事は、提案理由の説明の中で県経済の発展や利便性向上につながるとして、新規航路開設に全力で取り組む姿勢を示しました。一般会計補正予算案には、旅行会社などに路線をPRするための費用に1890万円、中国語のガイドブック作成などの費用に2000万円が盛り込まれました。浜田知事は今月、上海の春秋航空を訪問し、高松・上海便の開設に向け合意、来年3月末の就航を目指しています。11月定例香川県議会は、22日間の日程で開かれ、今月29日に代表質問が行われます。

アジア大会金メダルを地元に報告
アジア大会女子サッカーでなでしこジャパンの初優勝に貢献した岡山湯郷ベルの宮間あや選手らが25日、地元美作市役所を表敬訪問し市長らに優勝を報告しました。なでしこジャパンのメンバーで湯郷ベルの宮間あや選手と中野真奈美選手は金メダルを胸に美作市役所を訪れ大勢の職員から拍手で迎えられました。宮間選手らは「優勝できた事はうれしく思いますが全日本でチームが優勝できることがファンへの恩返しだと思います」と更なる飛躍を誓いました。これに対し安東市長は「湯郷ベルのメンバーが一丸となってさらに練習に励みFIFA女子ワールドカップなど国際大会に日本代表として選ばれるよう頑張って欲しい」と2人を激励しました。宮間選手らは27日、美作市の美作アリーナでサポーターらを前にアジア大会の優勝報告を行います。

新見市・大谷川ダムの必要性を検証
新見市に計画されている大谷川ダムの必要性を検証する初めての会議が25日、岡山市で開かれました。この会議はダム事業の見直しを進めている国土交通省が岡山県に対し、大谷川ダムの事業の再検討を要請したのを受け開かれたものです。県や新見市の担当者、それに大学教授ら委員7人が出席し事業の概要などが説明されました。大谷川ダムは住民への水道水供給などを目的に、約61億円をかけて、新見市哲西町に建設が計画されているもので、2002年度から用地買収などを進めています。会議では利水・治水の面からダムの計画の妥当性について検証するとともに、代替案も検討し来年5月ごろをめどに対応案をまとめることにしています。委員の1人で新見市の石垣市長は「現状の事業を継続させるのがベスト」と話しています。