記事入力 : 2010/11/26 08:59:34
北朝鮮砲撃:金国防長官が突然の更迭
後任には李熙元大統領室特別補佐官が有力
キム・ビョンギ国防秘書官も辞任
後任には、大統領室の李熙元(イ・ヒウォン)安全保障特別補佐官が有力視されている。
大統領室の任太熙(イム・テヒ)室長はこの日、大統領府で行われた会見で、「金国防長官は哨戒艦『天安』が沈没した後、今年5月1日にも一度、公式に辞意を表明した。しかし、天安の問題に取り組んでもらうため、これまで辞表の受理は先送りしていたが、最近の相次ぐ軍の不祥事や、軍の雰囲気を刷新するという次元から、きょう辞意を受け入れることを決めた」「今の慌ただしい状況を考慮し、また業務に空白が生じないよう、後任が任命されるまでは、金長官に引き続き職務を全うしてもらう」と述べ、さらに「キム・ビョンギ国防秘書官も、同じように雰囲気の刷新という次元で、職を退いてもらうことにした」とコメントした。
また与党のある幹部は、「金長官は当時、状況室にいなかったにもかかわらず、自ら耳にしてもいない“戦線拡大の自制”といった発言を行い、問題を大きくした。今回の辞任は、その責任を追及するためのものだ」と説明した。金長官と共に辞任することになったキム秘書官も、大統領府から最初に発表された「戦線を拡大させないように」という発言が作り上げられる過程に関与していたという。
金長官の後任には、李特別補佐官のほかに、金寛鎮(キム・グァンジン)元合同参謀議長の名前も挙がっている。
権大烈(クォン・デヨル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) 2010 The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
- 北朝鮮砲撃:国防長官と国防秘書官、更迭の背景(上) 2010/11/26 09:22:00
- 北朝鮮砲撃:国防長官と国防秘書官、更迭の背景(下) 2010/11/26 09:22:18
- 【社説】国防長官交代、安保システム見直しの出発点に 2010/11/26 09:23:02