25日に衆参両院の予算委員会で開かれた北朝鮮による韓国砲撃事件に関する集中審議で、政府の初動対応など危機管理体制が問われるような答弁が相次いだ。
自民党の山本一太参院政審会長は菅直人首相が23日の事件発生後、すぐに首相官邸に出向かず隣接する公邸に滞在していた点を「官邸はすっからかんだった」と追及。首相は「公邸というのは首相官邸と実はつながっている」などと答弁し、結果として官邸の内部構造を明かす格好となった。
岡崎トミ子国家公安委員長は事件発生の当日に警察庁に登庁していなかった事実も判明した。岡崎氏は議員宿舎に滞在しながら関係者に指示するなど「何かあれば対応する体制だった」と強調。ただ「待機していたが何の連絡もなかった」とも答弁し、山本氏から「なぜ自ら主導権をとって情報収集をしなかったのか」と追及を受けた。
結局、岡崎氏は「警察庁に出向いてきちんとした対応ができればよかったかと思う」と答弁した。首相は25日夜、首相官邸で記者団に「今回の対応は迅速かつ適切であったと考えている」と強気だった。
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