関西テレビ放送株式会社

奈良県御所市の秋津遺跡で四世紀前半ごろのものとみられる、大規模な塀の跡が見つかりました。
今回の調査では遺跡内の３カ所から四角に並んだ塀の跡が見つかりました。塀の跡は大きいもので一辺が５０メートル以上あり、秋津遺跡では去年の調査と合わせてこれで６つの大規模な塀の遺構が見つかったことになります。また塀の内部からは建物の柱の跡も見つかっていて、この地方の有力者の住居かなんらかの祭祀に使われたものとみられています。調査を行った橿原考古学研究所では、今回の発見が文献上空白となっている四世紀、古墳時代の様子を知る上で貴重な手がかりになると話しています。秋津遺跡では今後まだ見つかっていない、塀自体の発掘を進めることにしていて、今月２８日には現地で一般向けの説明会が行われます。

おととし、大阪府枚方市と京都市で少年ら３人を刺したとされる４２歳の男に対し、大阪高等裁判所は一審と同じ懲役２０年を言い渡しました。強盗殺人未遂などの罪に問われているのは、住所不定・無職の石津淳被告（４２）です。石津被告はおととし５月、枚方市の府営住宅で少年２人を刃物で刺し、その一週間後には京都市内でも通行中の女性を刺して、現金などを奪ったとされます。一審の大阪地裁では懲役２０年の判決を受けましたが、弁護側は「犯行当時は、心神耗弱状態だった」などとして、控訴していました。２４日の控訴審判決で、大阪高裁の古川博裁判長は「被告は幻聴などを契機に犯行に及んだと考えられるが、善悪を判断する能力はあった」とする一審判決を支持。控訴を棄却し、一審と同じ懲役２０年を言い渡しました。

インターネットの掲示板を通じて仲間を募り、スーパーマーケットで女性のスカートの中を盗撮したなどとして無職の男ら６人が検挙されました。

迷惑防止条例違反の疑いで逮捕・起訴された、無職・高山雅行こと�｢�ｺ浩被告（２９）はことし９月、見張り役の男（２３）とともに堺市のスーパーで女性のスカートの中を盗撮した疑いがもたれています。その後の捜査で、�｢被告がアダルトサイトの掲示板で仲間を募り盗撮を繰り返していたことが分かり、警察は、さらに２８歳から３５歳の男４人を割り出し検挙しました。�｢被告は靴に小さな穴を空けカメラを仕込んで盗撮していたことから「靴屋」と呼ばれていたということです。映像は仲間内でやりとりされ、６人のパソコンにはあわせておよそ１０００人の女性の映像が残されていました。インターネットを通じて盗撮を呼びかけた首謀者が検挙されるのは全国で初めてです。

北朝鮮が韓国への砲撃を行ったことを受け、南北間の緊張が高まる中、日本でも影響が広がっています。

２３日、北朝鮮は韓国の延坪島に砲撃し、韓国軍兵士２人が死亡し、民間人２人の死亡も確認されました。一夜明け、南北間の緊張状態が続く中、余波が広がっています。関西空港では、韓国から帰国した人やこれから向かう人から不安の声が聞かれました。
韓国から帰国した人は「警官や兵士が多かった」「無事に（飛行機が）飛べてよかった」と話しました。
また、これから韓国へと向かう人は「ドキッとした」「不安は不安です」と話しました。
この事態を受け、旅行会社のＨＩＳは国境地帯に行く現地ツアーを今月いっぱい中止、ＪＴＢも２４日の現地でのツアーを中止しています。旅行会社各社は韓国行きのツアーは通常通り行うとしていますが、キャンセルも出ているということです。さらに教育の場にも影響がでています。２４日、高木義明文部科学大臣は「与える影響は大きい。重大な決断をしなくてはならない」と話し、朝鮮学校の授業料の無償化について見直す可能性を示唆しました。しかし、国は、これまで無償化の判断について「政治、外交上の問題は配慮しない」などとして、朝鮮学校を無償化の対象に含めるとの方針を示していました。
橋下徹大阪府知事は、「国の方針は理念がないですね。間違ってます。横暴極まりない行為と朝鮮学校を関連付けるのが全く分からない。あれだけ国の政治と子供たちを結びつけるなと、関連させるなと、子供たちの教育を受ける権利は別じゃないかと言っていたのに、なんで急に砲撃になって、急に停止にするのか」と話しました。
国境を越え、日本にも影響が及んだ今回の軍事衝突。今後も余波は続きそうです。

毎年恒例の年末ジャンボ宝くじの発売が２４日から始まりました。ことしは億万長者になれる確率が倍増です。

大阪市北区の特設売場では、２３日の夜から合わせて１００人ほどが並び、午前８時の発売開始とともに多くの人が宝くじを買い求めました。ことしの年末ジャンボ宝くじは１等・前後賞合わせて３億円が当たります。去年は売り上げが減ったため、もっと多くの人に買ってもらおうと、ことしは１等と２等が合わせて４４４本！億万長者になれる確率は去年の２倍です！
【買った人は】「高知です。毎年来てる。これから難波行って買わないかん。夢をかなえたい」「５０枚買いまして。もう１０年以上買うてますねん。当たったら旅行行こうと思って。（どこに？）ハワイ。」
ちなみにこちらは宝くじの幸せを届ける「幸運の女神」。夢を求める人たちに、女神からひと言お願いします。
【宝くじ幸運の女神　山田舞子さん】「みなさんに幸運が訪れることをお祈りしています。（当たったら女神はどんな夢を？）私は家族に家を買い、家族で海外旅行へ行きたいです」
年末ジャンボ宝くじは来月２４日まで発売され、抽選は大晦日に行われます。

去年７月、奈良県桜井市の駅で高校の同級生を殺害した少年の裁判員裁判で、奈良地方裁判所は「懲役５年以上、１０年以下」の不定期刑を言い渡しました。この裁判は去年７月、当時、私立高校３年だった少年（１９）が奈良県桜井市の駅のホームで、高校の同級生だった濱田知哉さん（当時１８歳）を包丁で刺し殺害した罪などに問われているものです。これまで少年は罪を認め、弁護側は「少年は広汎性発達障害と診断され、事件当時、心神こう弱の状態だった」として医療少年院への送致を求めていました。判決で奈良地裁の橋本一裁判長は「犯行は計画的に行われていて、少年が心神こう弱だったとは認められず、犯行は残酷なものというほかない」として求刑通り、懲役５年以上１０年以下の不定期刑を言い渡しました。

大阪府の橋下知事が目指す「大阪都構想」を民主党の岡田幹事長が批判し、橋下知事が「大阪の現状を把握していない」と反論しました。
「岡田幹事長の発言は間違い」（橋下知事）
橋下知事が批判するのは、岡田幹事長の「大阪都構想」に関する発言。
「（大阪都構想は）何か大阪市や堺市を分割するのかなんなのか、そこから権限を吸い上げて府に持っていくような印象を私は受ける。それは地方分権ではないし地域主権でもなんでもない」（岡田幹事長）
「大阪都構想」は、橋下知事が率いる大阪維新の会が掲げる大目標です。役所と空撮大阪市役所と大阪府庁を再編して「大阪都」をつくり、今の大阪市を８つから９つの特別区に分割、選挙で選ばれた区長が住民に身近な行政サービスを提供するものです。政府与党幹事長からの批判に、知事は反発しました。
「大阪市役所が住民に近いかといったらとんでもない。岡田幹事長の発言も大阪市役所を守る発言になっている大阪市役所から大阪の各区に権限・財源をおろしていくのが大阪都構想なんでね。」（橋下知事）
強力なバックアップを得た形の大阪市の平松市長は…
「地方分権とは全く違う、大阪市をバラバラにするだけの案に賛成はできません」（平松市長）
真っ向から対立する主張。大阪の形を巡る議論の行方は来年春の統一地方選挙で有権者の判断に委ねられます。

神戸市須磨区のビルで汚水槽を点検していた作業員２人が窒息死した事故で、作業を指示したとされる工務店社長が、初公判で起訴事実を否認しました。

起訴状によりますと、神戸市須磨区の松山工務店の社長・松山清こと李載元被告（７６）は２００７年、自分が所有するビルの汚水槽の点検を男性従業員２人に指示しました。汚水漕は、マンホール内の狭い空間にあるにもかかわらず李被告は、酸素濃度を調べるなどの安全対策を怠り、２人を窒息死させたとして業務上過失致死罪などに問われています。２４日の初公判で李被告は、「汚水槽に入るように命じていない」と無罪を主張しました。一方検察側は、「李被告は、酸素が欠乏すると認識していたにもかかわらず汚水槽に入るように指示した」と述べました。

２４日午前、大阪市淀川区でミニバイクに乗った男性が車と接触して転倒し、ろっ骨を折る重傷を負いました。車はそのまま逃走しています。

午前７時３５分ごろ、「淀川区宮原の路上で車とバイクが接触し、男性がけがをしている」と通行人から通報がありました。男性は東淀川区のタクシー運転手早野好治さん（６３）で、ろっ骨を折る重傷です。
目撃者は「男性が倒れていて、頭から血を流して車道に横たわっていた」と
話しています。
警察の調べによりますと早野さんが運転するミニバイクに右側から車線変更をしてきた車が接触し、そのまま走り去ったということです。警察はひき逃げ事件として調べています。

民主党の岡田幹事長が２３日、大阪都構想について「地方分権に逆行する」と批判したことを受けて、橋下知事は「現状を把握していない」と反論しました。
民主党の岡田幹事長は２３日、大阪市内で講演し、「橋下知事の掲げる大阪都構想は地方分権に逆行する」と批判しました。
民主党の岡田幹事長は、「（大阪都構想は）何か大阪市や堺市を分割するのか、なんなのか、そこから権限を吸い上げて大阪府に持っていくような印象を私は受ける」と述べました。
これを受けて、橋下知事は２４日朝、「岡田幹事長は大阪市役所の現状を把握していない」と反論しました。その上で、「大阪市役所が住民に近いかといったらとんでもない。岡田幹事長の発言も、大阪市役所を守る発言になっている。大阪市役所から大阪の各区に権限・財源をおろしていくのが大阪都構想だ」と反論しました。
さらに、橋下知事は民主党の地方分権政策についても、「国と地方の役割分担が混乱し、迷走している」と切り捨てました。

神戸市の土砂廃棄業者が市の許可を得ずに大量の土砂を他人の山林に捨てたとして、警察の捜索を受けています。
産業廃棄物不適正処理防止条例違反の疑いで捜索を受けているのは、神戸市西区で土砂を捨てる業務などをしている「明宝興産」です。
神戸市では、１０００平方メートルより広い土地に高さ１ｍを超える土砂を捨てる場合、市の許可が必要となります。
しかし、明宝興産は許可を得ずに、去年１０月から一年間で制限の１２０倍以上の土砂を山林に捨てていた疑いが持たれています。
さらに、この山林は他人の所有物で、明宝興産は勝手に事務所も建設していました。
明宝興産は「許可なく土砂を埋めた」と話していて、警察は土砂に産業廃棄物が混ざっていないか調べる方針です。

来月から始まる「年末特別警戒」を前に、京都市内の銀行では強盗が入った際の対応を確認する訓練が行われました。
京都市内の銀行で行われた訓練は、刃物を持った男が押し入り、女性客を人質に取って現金を奪うという想定で行なわれました。
行員は逃げた犯人にカラーボールを投げるなど、緊急時の対応を確認していました。
ゆうちょ銀行左京店の中川源治店長は、「刃物を見た時は、背筋が凍る思いだった。ひょっとしたら、自分の店に強盗がくるかもしれないと、危機意識を持って職員を指導している」と話していました。
警察では、景気の低迷から年末にかけて金融機関などを狙った強盗事件の増加が懸念されるため、警戒を呼びかけています。

年末ジャンボ宝くじの発売が２４日から始まり、億万長者の夢を求めて多くの人が買い求めています。
大阪市北区の特設売場では、午前８時の発売開始前から約１００人が行列を作りました。
ことしの年末ジャンボ宝くじは、１等・前後賞計３億円が当たります。
去年は売り上げが減ったため、ことしは多くの人に買ってもらおうと、１等と２等が計４４４本と去年の倍となっています。
宝くじを購入した人は、「高知から、毎年来てる。これから難波へも行って、買わないかん」「当たったら、旅行しようと思って。（どこに行きたい？）ハワイ」と話していました。
発売は来月２４日までで、大晦日に抽選が行われます。

２４日未明、堺市堺区の住宅で火事があり、焼け跡から住人の男性とみられる遺体がみつかりました。午前０時半ごろ、堺市堺区今池町６丁目で「中学校東側から火が出ている」と通行人から消防に通報がありました。火はおよそ３時間後に消し止められましたが、木造２階建ての住宅およそ１１０平方メートルをほぼ全焼しました。近所の人は「３回爆発音がありました。ボンという感じで」「このくらいの高さまで黒い煙があがっていました」などと話していました。焼け跡からこの家に住む綱村栄二郎さん（７９）とみられる男性の遺体が見つかりました。綱村さんは妻と２人暮らしで、出火当時、妻も家にいましたが、逃げて無事でした。警察と消防では遺体の身元確認を急ぐとともに、詳しい出火原因を調べることにしています。