公開日:2010.11.25
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
(株)ジェイエフエー | [東京] イベントグッズ販売、イベント企画 |
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破産申請 / 負債総額 約17億円
~めざましテレビとコラボした「銀座めざマルシェ」の元運営会社~
TSR企業コード:29-373933-1
(株)ジェイエフエー(中央区築地2-12-16、設立平成7年4月20日、資本金5000万円、落合彰社長、従業員64名)は11月24日、東京地裁へ破産を申請した。25日にも開始決定を受ける予定。申請代理人は吉羽真一郎弁護士(森・濱田松本法律事務所、千代田区丸の内2-6-1 、電話03-6266-8506)ほか3名。
負債は債権者100名~150名に対し約17億円(うち金融債務約6億7000万円)。
スポーツ関連のイベントやテレビ局主催のイベントなどの公式ライセンスグッズの販売会社。日本オリンピック委員会との提携による直営店「アスリートジャパンスクエア」を運営するほか、国体や高校総体での公式ライセンスグッズ販売でも実績があり、各テレビ局からの受託で東京駅地下街やテレビ局関連施設などで小売店も運営していた。
特に近年はスポーツ関係のイベントで実績を残しており、「世界陸上選手権」でのライセンシー契約や北京オリンピックの関連グッズのライセンシー取得などで、平成22年2月期の年商は27億7092万円をあげていた。
主力事業のテレビ局関連グッズやスポーツ関連雑貨の販売は好調であったが、イベント企画としてテレビ局と量販店の協力を得て開催した『TVエンタメストア京都』が目標売上が上がらず、投下資金1億3000万円が回収できなかった。また今年1月にオープンした『銀座めざマルシェ』(フジテレビジョンと共同で運営していた「めざましテレビ」とコラボレーションした全国の物産館イベント施設)に有限責任管理組合を通じ貸付金等3億9000万円を投じていたが、予定の集客を稼げず、さらにビルからの退去資金3億円の負担も請求され資金繰りに窮していた。このため同イベントはフジテレビに譲渡し引き継いでもらったが、残債務の負担が大きく、遂に資金繰りが回らなくなった。
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