旧広島市民球場(中区)の解体の賛否を問う住民投票の実施請求を広島市が却下したのは不当として、市民団体「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」(土屋時子代表)が、秋葉忠利・同市長を相手に、却下処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が4日、広島地裁(植屋伸一裁判長)であった。同会は「市の決定は裁量権を逸脱している」と主張し、市側は請求の棄却を求めた。
また同日、球場跡地利用計画への賛否を問う住民投票の実施請求を市が却下したことについて、同会のメンバーが行政不服審査法に基づく異議を同市に申し立てた。【寺岡俊】
毎日新聞 2010年11月5日 地方版