呉市営バスの民間移譲で、事業者の公募が5日締め切られ、広島電鉄(広島市中区)と中国ジェイアールバス(南区)の2社が応募した。呉市と交通局は今月中に運行事業者選定委員会を開き、2社を審査。12月上旬に移譲する事業者の候補を決めるなど、手続きを本格化させる。
応募について、広島電鉄は「公共交通を営む事業者として、呉市民25万人の交通手段を守る役に立ちたい。労使一体で全力を挙げる」と説明。中国ジェイアールバスは「呉市の新しい公共交通として貢献していきたい」としている。
今後は、市幹部や学識経験者、市議たち10人程度で構成する選定委で書類審査、プレゼンテーション、ヒアリングを実施。安全性や経営安定性、利用者の利便性向上や現職員の再雇用に対する考え方など9項目を点数評価し、合計点数の高い社を移譲先候補に選ぶ。
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