広島市佐伯区の五日市南中で2日、野球部員が年内に解体が始まる旧市民球場(中区)のグラウンドの芝と土を使って「ミニ市民球場」を作った。
野球部員の1、2年生34人が放課後に作業した。正面玄関そばの庭に半径4・5メートルの扇形に球場の土を敷き、ファウルグラウンドや外野の部分にマット状の芝を並べて植え付けた。
1年下村優斗君(13)は「あこがれの前田智徳選手たちがプレーした芝と土。学校のシンボルとして大事にしたい」と笑顔を見せた。
同中は芝を16平方メートル、土を1立方メートル譲り受けた。
市は8日までに、広島県内の小中高35校と公園14カ所に、計5100平方メートル分の芝と13立方メートルの土を譲る作業を終える。
【写真説明】芝の植え付け作業をする野球部員
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