旧広島市民球場(中区)で7日、市がインターネットオークションで販売する備品の見学会があった。884点のうち広島東洋カープの監督や元選手がサインした観客席など約40点が並び、ファンたちが品定めをした。
野村謙二郎監督やOBの江夏豊氏たち計11人がそれぞれサインした指定席のほか、座席の案内看板やボール形の電灯など、ゆかりの品を球場の外周に並べた。安佐南区の銀行員竹内秀壱さん(40)は「最後にリーグ優勝を決めた試合もここで観戦した。思い出を手元に残しておきたい」と熱心に見比べていた。
備品はヤフー官公庁オークションのホームページ(HP)で30日から12月7日まで入札をする。参加者は今月17日までに同HPで申し込む必要がある。市は収益を球場跡地整備の費用に充てる。
【写真説明】旧広島市民球場の備品をチェックする見学者
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