2020年夏季五輪の招致を検討中の広島市は、開催予定競技の広島県内の競技団体と個別協議を始めた。8日は市内で広島県ホッケー協会、同テニス協会などと開催基本計画案について話し合った。
ホッケーは東区の広島ビッグウェーブ会議室で河辺捷義(かつよし)県協会会長たちに、日高洋オリンピック招致検討第2担当課長たちが説明。人工芝3面の競技場を整備する計画案に、新本勝県協会理事長は「基本計画に問題はない。全面的に協力したい」と強調した。
テニスは高橋由啓(よしひろ)県協会理事長たちが中区の市役所を訪問。試合会場と練習会場のコートは計画の16面では足りず、30面は必要―などと要望したが、市から新たな提案はなかったという。
市は4日の広島県卓球協会を手始めに個別協議を開始した。日高課長は「各競技団体に丁寧に説明し、理解を深めていただきたい」と話している。
【写真説明】広島県ホッケー協会と広島市の担当者が話し合った個別協議会
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