広島市中区の基町小の校庭の一角に旧市民球場の芝生が敷き詰められ、9日、児童たちに披露された。被爆地の復興の象徴として、平和学習に役立てていく。
芝生は1日に球場から譲り受け、運動場にある約300平方メートルの広場「にじのもり」に張った。5、6年生の栽培委員10人が地域住民の協力も得て、芝の上に土をかぶせ、水をやった。来春には青く茂るという。
基町小は原爆資料館と原爆慰霊碑、原爆ドームを結ぶ「軸線」の延長線上に位置し、広場には被爆エノキ3世などを植樹している。旧市民球場も軸線上にあることから、芝生の活用を思いたった。
【写真説明】基町小の広場に敷き詰められた旧市民球場の芝生
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