島根県の女子大生遺棄事件の被害者、島根県立大1年平岡都さん(19)の葬儀・告別式が15日、実家に近い香川県綾川町の斎場で営まれ、友人ら約350人が参列。父親の旦さん(40)はあいさつで「先に逝かれるなんて思わなかった」と声を震わせたという。
香川県警によると、祭壇には笑顔の遺影が飾られ、友人らが作った千羽鶴が置かれた。旦さんは家族や友人に「都の分まで幸せに生きてほしい」とあいさつ。会場にはすすり泣きの声が響いた。
県立大からは、学生44人と教職員14人の計58人が、バスで約5時間かけて駆け付けた。同日夜、学校に戻った本田雄一学長は「国際的な舞台で活躍したいという夢を持って生きていた平岡さんの無念さ、悔しさは、私たちが推し量るにはあまりにも大きい」と無念そうに話した。
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