旧広島市民球場(中区)の一塁側ダッグアウトにあったベンチが、中区本通の名産品販売「長崎屋」の店頭にお目見えした。10月24日のオークションで、社長の長崎清信さん(62)が落札。「球場の歴史を伝えていきたい」と展示を始めた。
4人掛けの青ベンチ(幅1・8メートル、高さ0・85メートル)で、本通り商店街に面した店の入り口付近に設置している。オークションでは、球場の施設案内板と合わせて計約18万円で落札した。
旧市民球場であった広島東洋カープの試合には、完成した1957年から通い詰めた。長崎さんは「思い出深い球場の品だけに、ずっと大切にしたい」と話している。
【写真説明】旧市民球場のベンチの思い出を語る長崎さん
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