広島県北広島町東八幡原の臥龍山で島根県立大1年平岡都さん(19)=浜田市原井町=の遺体の一部が見つかった事件で、島根、広島両県警の合同捜査本部は20日、臥龍山の登山道(林道)脇で19日に見つかった人のつめを、DNA鑑定の結果、平岡さんのものと確認した。
捜査本部によると、つめは長さ1・9センチ、幅1・5センチ。形状から右足のつめとみられている。ほぼ原形をとどめ、血液などは付着していなかったという。同じ場所で見つかったつめの破片4片と肉片、骨片も平岡さんのものとみて鑑定を急ぐ。
臥龍山では、島根、広島両県警の約60人態勢で、林道入り口から約300メートル上ったつめなどの発見場所付近の捜索を続行。浜田市からの沿道でも島根県警の約50人が捜索を進めたが、未発見の遺体の部位や遺留品などは見つかっていない。
捜査本部は近畿、中部両管区機動隊にあらためて応援を要請。23日から5日間、約200人の派遣を受け、臥龍山一帯の大規模捜索に再度、乗り出す方針を決めた。
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