ブルートレイン「銀河」などの客車8両の陸送が15日夜、下関市内で始まった。JR西日本が車両基地から約1キロ先の下関商港まで運び、マレーシア鉄道公社に譲る。
東海道線を走った銀河の1両と、山陽線を行き来した夜行快速「ムーンライト」などの7両。1両の長さは約20メートル、重さは約40トン。大型トレーラーに1両ずつ積み込み、90〜60分かけて、ゆっくり運んだ。
沿道では、鉄道ファンや住民が詰め掛け、往年の人気者の珍しい光景をカメラに納めていた。8両は港からは船で運ばれ、異国で第二の人生を送る。
【写真説明】トレーラーに積まれて車道に出る「ムーンライト」などとして使われた客車(撮影・山田英和)
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