広島県北広島町の臥龍山で島根県立大1年の平岡都さん(19)=浜田市原井町=の遺体の一部が見つかった事件で、遺体の近くで見つかった平岡さんの血が付着したビニール片のほかに、近くに別のビニール片があったことが18日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、ビニール片は色と材質が同種で、同じレジ袋の一部とみられる。血が付着した袋は、持ち手部分とみられ熱で変形していた。
島根、広島両県警の合同捜査本部は、遺棄現場の状況から、別の場所で切断後に遺棄されたとみている。血痕は遺棄前にビニール片に付いたとみられ、捜査本部は、犯人の遺留品の可能性があるとみて、分析を続けるとともに、市内の商店などへ聞き込みの範囲を広げ、流通ルートなどを調べている。
|