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団十郎が謝罪「負けたボクサーのような顔」
海老蔵のケガの様子などを説明する市川団十郎
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【海老蔵顔面骨折】顔面を殴られ、緊急入院した市川海老蔵について、父親の市川団十郎(64)が25日夜、都内で緊急会見。午前7時すぎに、駆けつけた時の息子の顔は「ボクシングの試合で負けた選手のようだった」と振り返った。京都・南座での興行を前に騒ぎとなって、関係各社に向けて謝罪。同興行への出演は絶望的で、復帰は年明け以降の見通しだ。
市川家の後援会向けパーティーが終了した午後9時、団十郎はスーツ姿で会見場に現れた。深々と一礼し、約12分間にわたり、海老蔵の様子などを説明した。
成田屋の約300年の歴史の中で最大?の事件。団十郎は午前7時すぎ、妻の希実子さんが「孝俊(海老蔵の本名)が暴漢に襲われた!」と叫ぶ声で目が覚めた。海老蔵夫妻の家まで約100メートルしか離れていないことから、希実子さんと寝間着の上にガウンを羽織って急行。玄関に駆け込むと、Tシャツとズボンが血まみれになった海老蔵が、左手で顔を押さえて倒れていた。その横で麻央は放心状態。「海老蔵は、ボクシングの試合で負けた選手のような顔だった」と明かした。
ショックを受けながらも夜のパーティーを夫抜きで務めた麻央に、「いいかみさんを持って幸せ者だと思った。あいつには過ぎたかみさんだ」と感謝の言葉を口にした一方、息子に対しては厳しい言葉が続いた。30日に初日を迎える京都の南座での興行については「あす(26日)以降、松竹さんとの話し合いになるが、私は出るべきではないと思う」と手厳しい。関係者も年内復帰は絶望的とみており、南座への出演は見送る見通し。年明け以降に復帰を目指すことになりそうだ。
団十郎は自宅で目黒署員から事情を聴かれた後、昼前に東京都千代田区の国立劇場入り。11月歌舞伎公演「通し狂言 国性爺合戦(こくせんやかっせん)」に出演した。終演後はパーティー会場に向かった。
約35分の会見後、午後10時半ごろに帰宅。待ち構える報道陣に「CTスキャンの結果、脳には異常がありませんでした」と報告し「麻央は病院に泊まるようです」と話した。
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