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2009.11.29(Sun)

オーストラリアが死の大陸になる日は近い 

ラクダ6000頭占拠 人口350人の町大混乱
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp1-20091129-570687.html

 オーストラリアの北部特別地域(準州)の人口350人の町ドッカーリバーが、野生化したヒトコブラクダ約6000頭に占拠され、パニックになっている。地元メディアが28日までに報じた。干ばつによって水場を求めるラクダが、1カ月以上前から町に集まり始め、水道施設などを破壊する状況にまで事態は深刻化。地元当局は、銃撃による駆除を検討しているが、動物愛護団体が反発。ラクダは増え続けており、混乱も日増しに拡大している。

 AAP通信などによると、ラクダは町の貯水タンクや水道管を破壊して、水を飲んだり、フェンスを倒して民家に進入するなどしているという。現地で確認されたヒトコブラクダの大きさは、肩までの高さで2・1メートル、体重は900キロに達する。こぶまで入れれば、2・5メートルの大きさで、重さは普通乗用車1台分に近い。住民らは、外出もままならず、急病人やけが人の緊急搬送用の空港も占拠されてしまっており、町の機能がストップしている。

 1カ月以上前に最初に現れた群れは約30頭余りだったが次々に拡大し、6000頭に達した。日に日に頭数は増えているという。準州当局は「時間の猶予は残されていない。町の機能は致命的な状況だ」とし、駆除計画を検討し始めた。ヘリコプターで町から約15キロ離れた砂漠地帯にラクダを追い立て、空中から銃撃する計画だという。これに対し、動物愛護団体は「あまりに野蛮だ」として反発。対案として、町をバリケードで囲ってラクダを町の外に追いやる案を提案するなどしている。

 そもそも、ラクダはユーラシア大陸原産で、オーストラリアにはいなかった。オーストラリアでは、カンガルーやコアラに代表される有袋類が独自の繁栄を遂げていた。ラクダが持ち込まれたのは1840年代。砂漠地帯の開発のための使役動物として導入された。主要道路などが整備された1920年代まで増え続けたが、その後は車が主役となって多くが野生化。現在、国内の生息頭数は約100万頭に上り、世界一の野生ラクダ生息国になっている。



>ラクダはユーラシア大陸原産で、オーストラリアにはいなかった。

>現在、国内の生息頭数は約100万頭に上り、世界一の野生ラクダ生息国

  オーストラリアという国は、なかなか笑いのセンスがあります。

What can't I take into Australia?
http://www.daff.gov.au/languages/japanese/what_cant_i_take_into_australia

自然がつくり出したユニークな国ー検疫はそんなオーストラリアを守ります

 検疫はオーストラリアの環境と農業の保護に役立ちます。食品、植物、動物製品(よくあるお土産品の多くを含む)等をオーストラリアへ持込むことは、深刻な害虫や病害のの侵入経路となり かねません。

 オーストラリア到着前に、入国用乗客カードが渡されます。これは法的書類ですので、ご自身で 記入し、食品、植物・動物製品をお持ちの場合は、YESに印を付けて申告してください。お持ち の物品の申告を希望しない場合には、空港ターミナル備付けの検疫用ゴミ箱に捨てることができ ます。
 申告した品物は、検査のため検疫官へ提示しなければなりません。持込み禁止の品物については、 没収され破壊処理がなされます。多くの場合、申告した品物は検査後持ち主に返却されます。ただ し病原体等の付いている可能性のある物品や、昆虫ないしは幼虫を含む物品は没収されます。この 場合検疫上のリスクにもよりますが、持ち主には以下の選択肢があります。

   物品を安全にするために処理を施す(例、燻蒸消毒、放射線照射)*
   輸入許可** を取得するまで、物品を預けておく
   オーストラリアを出国するまで、物品を空港に預ける*
   物品を海外へ送付する*
   物品の破壊処理を行なう

 AQISは物品の破損のリスクを抑えるためにあらゆる努力を行ないますが、処理の結果生じうる破損については責任を負いません。



  自分たちはさんざんラクダを持ち込んで生態系を乱す行為をしておいて、外国から持ち込まれる品物にはこの言い草です。たいした二枚舌です。
  しかし、この事件をただの笑いの種にするだけではいけません。少なくとも、我々は以下の三つの点について留意する必要があります。

1.オーストラリアは極端な干ばつに見舞われているという事実
2.その事実がいかなる原因によって引き起こされているか
3. 1.事実が、日本にどのような影響を与えるか

  まず、干ばつについて見ておきましょう。

NSW州 干ばつ宣言地域拡大
http://news.jams.tv/jlog/view/id-6292

最新の統計により、NSW州の干ばつの状況がますます悪化し、標準的な状態の地域は州のわずか1.9%であることがわかった。

ケリー第一次産業相は、現在NSW州の73.6%が干ばつ宣言地域で、10月の67.7%と比較するとその状況は悪化していると述べた。それに加え、24.5%が標準に満たない状態の地域と判断された。「長引く干ばつの影響は今、NSW州全体に及んでいる。州の海岸エリアも例外ではなく、干ばつ宣言地域、あるいは標準に満たない地域とされている」とケリー氏。

今年、320億ヘクタールに小麦が植えられたが、収穫されるのはわずか260億ヘクタールからで、長期化する干ばつ影響による食品価格の上昇が予想される。

最新の統計により、NSW(注:ニューサウスウェールズ)州の干ばつの状況がますます悪化し、標準的な状態の地域は州のわずか1.9%であることがわかった。


  
  オーストラリア南東部に位置するニューサウスウェールズ州は、最大の都市シドニーを抱え、同国でもっとも人口が多い地域です。その理由は単純で、比較的降水量が多く、食糧生産が可能だったからです。今でこそオーストラリアでは車での輸送やセスナ機による救急医療などが当たり前になっていますが、入植が始まってから最近までの間は、東部でしかまともに生きていけなかったのです。
  その最も過ごしやすい地域でさえ、干ばつの被害に見舞われているのですから、他の地域(ダーウィンなどの北部熱帯地域は除く)の状況は推して知るべしでしょう。
  しかも、この干ばつは今に始まったことではなく、近年「恒常化」していると言っても過言ではない状況にあります。

異常気象を追う〜オーストラリアの干ばつ
http://www.bioweather.net/column/essay2/aw07.htm

(表2)20世紀と21世紀初頭のオーストラリアにおける干ばつの歴史

(中略)

2002年-2003年

オーストラリア全域で深刻な干ばつ始まる。夏作物の作付け面積はワタ52.4%、コメ69.3%減、生産高ではワタ62%、コメ71%減。

2006年

晩冬から春半ばまで降水不調。サウスオーストラリア州、ビクトリア州、マレイ-ダーリング川流域では1900年以来の干ばつと言われる。さらに、気温は1950年以来、第2位の高温で事態を悪化させた。



オーストラリアの干ばつ続く、農業が危機的状況に(2007年10月15日)
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/10/post_2747.html

【NICHIGO PRESS】が伝えるところによると、南東部に位置しオーストラリア最大の食糧生産地帯であるダーリン・マレー川地帯における干ばつは危機的な状態が続いており、過去最悪の水準に達していることが明らかになった。同国ジョン・ハワード首相も9月21日、政府による農家支援を拡大する方針を示したという。

(中略)

数年来続く水不足で食料品生産をはじめとする農業・畜産業が壊滅的なダメージを受けている。国際的な小麦価格の急騰は中国などの新興国の需要拡大やアメリカのバイオエタノール増産による転作での生産源も大きな要因に違いないが、オーストラリアでの不作も忘れてはならない一因となっている。

元記事によれば今年4月から6月にはまとまった雨が降り、6年間続いた干ばつが終わるのではないかという期待があったが、8月に入ると気温が上昇した上に雨も少なく、結局思ったほどの貯水量増加にはつながらなかったとのこと。

オーストラリアのマゴーラン農林水産相も9月17日、今後状況を改善するような降雨が無い場合、さらに農業危機が加速すると警告すると共に、緊急支援策として4億3000万ドルの拠出を決めたという。

オーストラリア農業資源経済局の最新の農業レポート(PDF)などのレポートを見ても、現地の農業が干ばつの影響を確実に受けていることが分かる。2006年の段階で「100年に一度の大干ばつ」といわれるほどの水不足で小麦や大麦などの穀物生産が大きく落ち込んだが、今年も平年を2〜3割ほど落ち込む見込みだという。



干ばつ深刻化で100万人に飲料水の危機、オーストラリア(2008年7月20日)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2420418/3152006

オーストラリア最大のマレー・ ダーリング(Murray-Darling)水系について同国の連邦政府と州政府が作成中の報告書の内容の一部が20日までに明らかになり、同国を襲っている干ばつが続くと最大で100万人が飲料水不足に直面する可能性があることがわかった。

 報告書によると、フランス国土の2倍近くの広さで、豪州の農業生産額の約4割以上を生産する豪州東岸の大農業地帯に水を供給しているマレー・ ダーリング水系は深刻な状況にある。

 ペニー・ウォン(Penny Wong)気候変動・水資源相は、豪テレビ局のチャンネル9(Channel Nine)に出演し、「マレー・ ダーリング川流域は非常に深刻な状況だ」と語った。

「河川への水の流入量が非常に少なく、また、6月の降水量も非常に少なかった。マレー・ダーリング川流域の約100万人の飲料水確保を優先しなければならない。オーストラリアが気候変動の影響を極めて受けやすい国だということをあらためて思い知らされた」(ウォン水資源相)

 オーストラリアは100年に1度の規模の干ばつに見舞われている。干ばつが7年間続いている地域もあり、豪州国内の主要都市は水の利用制限を実施している。

 マレー・ダーリング水系は、2008年から2009年にかけては十分な量の飲料水を供給すると見られているが、この報告書によれば水の流入量が予測を下回り、水の損失量が予測を上回れば、飲料水確保のため新たな緊急対策が必要になるかもしれないという。



  年号だけ追ってもらえば分かりますが、21世紀に入ってからはほぼ毎年干ばつという有様です。

  その原因ですが、どうも公的機関の言い分を集めると、「地球温暖化」や「エルニーニョの影響」という説明が多いようです。
  しかし、エルニーニョであれば続いてもせいぜい1年、発生は数年おきですから、ここまで長い期間の恒常的な干ばつの説明になっていません。また、地球温暖化のせいで干ばつが進行しているというなら、世界の他の地域でも似たような減少が起こっているはずです。

  そうなると、考えられるのは「国土全体の水資源の破壊」です。

  オーストラリアの農業は地下水に対する依存度が非常に高く、内陸部の灌漑地域だけでなく、ニューサウスウェールズのような比較的雨量が多い地域でも地下水に頼っています。浅い層の地下水だけでは不十分なので、岩盤層の下にある「帯水層」という部分まで利用しています。
  また、特に東部では急激な都市化が進んだため、そういった地域に安定した水の供給を行うためにも、これらの地下水が使われています。
  いわば、数百年、数千年という「水の貯金」を消費しながら生きているのがオーストラリアという国なわけですが、こういった水は様々な経路を経て循環し、ひとつのシステムを形成しています。
  そのとき、重要な役割を果たしているのが森林です。森林は雨を受け止め、勢いを殺して地下に浸透させることで、地下水を蓄え(緑のダム)洪水を防ぐ役割を担っています。
  しかし、その森林がオーストラリアには圧倒的に足りていないのです。

オーストラリアの森林と伐採
http://www.jatan.org/jn/JN44Aus.html

 今や、森林はオーストラリアの国土面積のたった5%を占めるに過ぎない。しかし、国土が日本の20倍もあるため、森林面積は日本より大きい。

   (中略)

 ヨーロッパ人の移住以来、オーストラリアの半分の森林と75%の多雨林が失われ、90%以上のオールドグロース林が伐採された。多雨林は、国土面積の0.5%、オールドグロース林は1%以下になってしまった。そのため、コアラを含め、様々なオールドグロース林に依存して生活する100種類以上の動物が絶滅に瀕している。

 オールドグロース林は、動物や鳥類の生存にとって、他のどの地域よりも重要である。約180種類の野生動物は、オールドグロース林にしか見られない、木の穴で生活している。

 オールドグロース林は、すべてのオーストラリアの人々にとって遺産のひとつであり、生活の場である。これは、土地と深い宗教的・文化的なつながりを持って暮らしているオーストラリアの先住民アボリジニーにとって、特にそうである。アボリジニーの文化や精神的な疎通は、そこから来ている。

 残念なことに、このオールドグロース林は、現在も驚異的なスピードで伐採が続いており、二度とオールドグロース林に戻ることはない。オールドグロース林が失われ続けていることにより、多くの動物や鳥類が絶滅の危機にさらされている。オールドグロース林は、現存する森林の8%以下でしかない。

 オーストラリアで行われている集中的な伐採は、森林生態系に大きな影響を及ぼしており、その多くは元に戻ることはない。森林伐採は、広範囲にわたる道路の建設を伴い、永久的な森林の消失と火災の発生、病害を招く。森林生態系は断片化され、多様性や、穴を持った老齢巨木などのような様々な生息環境が広範囲にわたって失われてしまう。水は汚染され、土壌はブルドーザーなどの大きな機械によってかく乱され、栄養分は失われる。

 オーストラリアの多くの森林が伐採され、木材チップとなっている。残存する森林は、オーストラリアの旅行業界、養蜂業者、上質な木工芸品の職人にとって、より価値がある。

(注)オールドグロース林:樹齢200年から1,000年の樹木が大勢を占める森林。日本で使われている「原生林」という言葉は、天然のままで人手の加えられていない森林を指すが、オールドグロースと原生林は、ほぼ同じものと考えてよい。



  実はオーストラリアは干ばつ以上に洪水が多い国として知られています。その原因は、本来水源となるべき地域に樹木がないため、上流で降った雨が地下に浸透することなく一気に川を下ってくることです。中国では昔からこのような水害が多発しています。
  しかも、その原因は地球温暖化でもなんでもなく(二酸化炭素が増えればむしろ森林は繁茂する)、大陸に乗り込んできた白人たちの過伐採なのです。彼らに、同じインベーダーであるラクダを銃撃する資格があるのかどうか疑問です。
  問題は、なぜそこまでしてオーストラリアで伐採が進んでいるのかというと、自然を破壊した方がカネになるからです。
  雨の降る地域は森林としてだけでなく農地としても有望ですから、平地林はあらかた伐採されたことでしょう。そればかりでなく、住宅を建設するための木材として、山の木も切られたはずです。近年では、ウッドチップや木材を日本など外国に向けて輸出もしています。
  GDP的な成長を遂げたとき、かならず奪われるものがあります。それが、物言わぬ自然です。中国の自然破壊や、ブラジルの熱帯林伐採は知られていますが、オーストラリアもその例外ではなかったのです。
  水不足や、ラクダの襲撃は、自然からの復讐であると考えるべきです。
  
  さて、このようなオーストラリアの惨状は、我が国にどんな影響をもたらすのでしょうか。

  明確に分かるところとしては、オーストラリアからの食料輸入、特に小麦の輸入が圧倒的に不足するということです。
  もっとも、これは不測の事態というより、いい加減予測可能な事態だったと言えます。1年前に、食料価格の値上がりでバタバタしたはずです。あの時点で自給率アップに向けた動きを策定していないとしたら、農水省の役人と国会議員は全員クビにすべきでしょう。
  だからこそ、自律可能な生活を送る人が増えていってほしいと思うわけです。そのような動きを国や政府が邪魔(たとえば、地域通貨を日銀法違反で取り締まるとか、株式会社の参入だけが容易になる農業のキセーカンワをする)しないでもらいたいものです。

  そして、もう一つありうるのが、「日本へのエクソダス」です。

  エクソダス、というのは、聖書の「出エジプト記」のことですが、要するに、オーストラリアで暮らしにくくなった白人が日本に大挙して押し寄せるということです。
  そのための準備が、もう始まっています。

白馬、オーストラリア化?
http://www.asahi.com/komimi/TKY200712110164.html

 スキー観光の不振に苦しむ長野県白馬村で今冬、異変が起こっている。オーストラリア人を中心に、外国人の予約が昨年同期に比べて5割増し。さらに、廃業した宿を豪州人らが買って、相次いで開業するのだ。98年冬季五輪会場になった日本を代表するスキー場の村は、にわかに国際スキーリゾートへと変身の兆しを見せている。

「今シーズン、白馬村は国際リゾートとしてブレークしますよ」

 豪州のスキーヤーが殺到して有名になった北海道ニセコ、倶知安(くっちゃん)両町。そこの開発を手がけた業者と提携し、白馬村和田野地区で外国人向け別荘地の分譲を始めた松本市の不動産会社の担当者が、そう断言した。この不動産会社は外国人のアフタースキー対策として、100人以上収容できるパブも開業する。

 和田野は八方尾根スキー場のふもとにある。豪州人ミック・コテフスキさん(30)夫妻もペンションを買って今月、開業する。11月初旬に白馬に移住し、建物の改修におおわらわだ。夫妻はニセコの豪州系不動産会社で働いていたが、豪州人であふれる現状に嫌気がさしたという。

 「ニセコは日本じゃなく、リトル・オーストラリア。不動産は高くなりすぎたし、無計画な開発で狭いところに高い建物ができて、眺めも悪くなった」

 宿を開業する外国人は若くて活力に富み、インターネットでの発信力や母国語での電話対応など営業力がある。カナダ人のクレイグ・オルドリングさん(33)と、英国人のマット・ダンさん(31)は共同で昨年、和田野に宿を開業した。今季はすでに、来年3月中旬まで予約で埋まった。

 「リフト券や宿泊料、食費が割安な日本の中でも、ハクバは、雪質の良さや上級者に滑りがいのある難しい地形、素晴らしい山岳景観に恵まれている。情報が広まれば、間違いなく国際的なリゾートになる。欧州からも客を呼べる」。2人は自信たっぷりに言う。

 村内には、廃業や経営難から売りに出されたペンションなどが多い。これまで売れなかったのが、ここにきて突然、物件が動き始めた。地元不動産業者はこの1年で、豪州人を中心に外国人との取引が二十数件あったという。和田野では今季、外国人オーナーのペンションが少なくとも5軒は開業する。

 外国人観光客の増加の兆しは、05年からあった。のべ宿泊者数は前年の3倍強の3万2500人に膨らんだ。06年も3万3500人。国別では韓国が42.6%、豪州が21.6%と続く。ツアーで来る韓国人は1人当たりの単価が低いのに対し、豪州人らは滞在日数が長く、泊まる宿のグレードも高いから経済効果が大きいという。

 地元ではスキー客の減少対策として、和田野を中心に11軒の宿泊施設が「ハクバ・ツーリズム」を結成し、豪州を標的に誘客を始めて3年目に入った。今年9月末の時点で、昨年の1.5倍の予約が入ったという。

 ただ、豪州人らの進出を地元は歓迎する一方、戸惑いも隠せない。

 飲食店や宿泊業者などでつくる白馬食品衛生協会の食品衛生推進委員が営業施設を回ったところ、外国人がオーナーの施設は30軒近くあったという。大町保健所に飲食店や旅館業の営業許可申請があったのは、いまのところ5件。日本の法令を知らない外国人の施設で食中毒などが起こることを心配した同協会は急きょ、外国人経営者を対象に、開業や食品衛生の指導をする説明会を13日に開くことにした。

 ペンションを経営する渡辺俊夫村議は「国はどこであれ、人が来たり資本が入ったりするのは歓迎する。だが、最近までのスキー低迷で宿の経営に疲れきった人が、これを機に次々と売りに出すのが心配だ」と、乱開発を懸念している。

 渡辺さんらは最近、県景観条例に基づく和田野地区の景観形成住民協定を改定した。建築や緑地保全の基準をより厳しくし、協定書の英文版の作成や、参入する外国人に協力を求めていくことなどを決めた。

 和田野地区の外国人客は豪州人に偏っているという。ハクバ・ツーリズム会長で、地元のホテル支配人の渡部修さんも「豪州への集客努力が実り始めたともいえるが、豪州人だけというニセコの二の舞いは困る。やはり日本人客が中心で、様々な国からのお客さんがいる、というのが本来の国際リゾートだと思う」と話している。



  国内での総需要が低迷し、観光産業が衰退したところに、なんとか客を呼び込みたくて「国際化」に走る。その結果、現地でさまざまな問題が生じる。ここ十数年、日本中で繰り広げられてきた茶番劇です。
  ●「チュウゴク人相手にビザ無し渡航を拡大しよう」などと言っている国土交通大臣がいる民主党政権は、以前の政権同様、この流れを止めることはもはやないでしょう。
  そして、そのうち地域自体が乗っ取られる危険が出てくるわけです。

区長は英国人 外国人多い白馬村和田野区で就任
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_110252

 北安曇郡白馬村の和田野区長に、英国スコットランド出身のロッジ経営ダン・マットさん(32)が就任した。同区は村内に29ある行政区の1つで、区長に外国人が就くのは同村で初めて。下伊那郡大鹿村でも英国出身の男性が自治会長を務めている例があるが、県人権・男女共同参画課は「地域の自治組織の長に外国人がなるのは珍しいのではないか」としている。

 マットさんは、10年ほど前に旅行で来日したことをきっかけに日本に住み始めた。白馬村や松本市、北安曇郡松川村、東京で英語教師などをして暮らし、冬になると白馬村でスノーボードを楽しんできたという。「変化のある四季が特に好き。森もいっぱいあって気持ち良い」と白馬の魅力を話す。


 3年前から和田野でロッジを開業し、地区内の行事や作業などにも積極的に参加。区の景観育成住民協定を見直す委員会にも加わり、「和田野の将来を共に考えられる人」(区民)との評価も受けている。8日夜にあった区の総会で、区民の推薦を受けて区長に選ばれた。任期は1年。

 八方尾根スキー場のふもとにある同区は、ペンションなどを営む外国人が増え、約60の宿泊施設のうち約2割は移住者が経営。前区長の岡田久子さん(63)は「区民に外国人が増えているということもあるが、それ以上にマットさんはここに住んで地域づくりをしている人。だから選ばれたと思う」と話す。

 同区ではオーストラリア資本によるコンドミニアム(分譲マンション)の計画も浮上している。マットさんは「住民の意見を聞き、一緒になって和田野の方向を決めていきたい」と意気込んでいる。



  そのうち、白馬も●北海道のニセコ同様、白人租界になるかもしれません。
  そういう事態になっても、ウヨクやホシュを自称するお馬鹿な人たちは、池袋や新宿にいるチュウゴク人や、大阪のチョーセン人のことばかりを取り上げて騒ぐのでしょう。なるほど、チュウゴク人は白人の移住を相対的に歓迎すべきものとするための囮(おとり)の役回りなのかもしれません。
  また、失敗には終わりましたが、こういう「拠点作り」もやっています。

オーストラリアの投資ファンドが羽田空港への資本参加から撤退
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090602/157207/

 羽田空港の旅客ターミナルビルを運営する日本空港ビルデングは2009年6月30日から7月28日まで、自己株式の公開買い付け(TOB)を実施する。オーストラリアのマッコーリー銀行がかかわる投資ファンドは日本空港ビルデングの約20%の株式を取得しているが、保有する全株式を売却する。

 投資ファンドが売却するのは約2000万株。すべて日本空港ビルデングが買い取る内諾を得たと5月19日、日本空港ビルデングが発表した。



  こちらは、六本木や赤坂で不労所得生活を営みたいオーストラリア人向けといったところでしょうか。
  もちろん、移民規制が緩く、文化的ギャップの少ないカナダあたりが一番移住先としては適しているのでしょうが、季候が過ごしやすく、水も豊富で、住民が白人に対して従順な日本を寄生先として選ぶ可能性もあります。世界最高レベルの産業力があるわけですから、投資先としてはまだまだ有望でしょう。
  そして、そういう寄生をやりやすくするような条件も整いつつあります。その最たるものがデフレです。オーストラリア資本が優良企業を買いたたくことができ、より安い賃金で日本人を使用人にすることができるからです。
  現政権は、ようやく●日本がデフレだと宣言したようですが、それを解消するための策を何も打ち出していません。こども手当すら実行に移さず、いきなりタバコを増税するなどと言い始めています。
  しかも、それを本来是正させるはずの野党の自民党・公明党が、あいかわらずカイカクだの財政均衡だのわめいているわけですから、このブログが予言したとおりの展開だということが出来そうですが、ここまで来ると、外国資本の侵略を手引きしたくて、三つの政党がグルになってわざとやっているのではないかと思いたくなるほどです。
  気の毒なことですが、お客さんとしてやってきたオーストラリア人が、どっかのラクダ同様、野生化して暴れ出しても困ります。先を見て、何らかの対策はとっておくべでしょう。

  人もラクダも、生きにくい世の中になってきてしまいましたね・・・。

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こんちには。初めてコメントさせていただく,fhsuと言います。
オーストラリアの環境については
COLLAPSE: HOW SOCIETIES CHOOSE TO FAIL OR SUCCEED
という本で少しかじった程度ですが,その時に残した手元のメモでは,
1)土壌の塩分濃度,2)利用可能な水資源
に注意して考える(読む)必要があるとなっていました。
細部までの記憶が残っていないので自信がありませんが,
大筋ではこちらのエントリーと同じような事が書かれていたと思います。

頭の片隅には何故か残っていたトピックでしたので,
思わず書き込ませていただいた次第です。

fhsu
fhsu | 2009年11月29日(日) 15:59 | URL | コメント編集

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 | 2009年11月29日(日) 21:53 |  | コメント編集

●米国中西部も同様です

環境問題の第一は「大気−水循環」の破壊です。
オーストラリアもですが、米国も事情は似たようなものです。
スプリンクラーなどでの水やりなしで「ただで」草が生えてくるのは日本人には当たり前ですが、世界的にはそれほど当たり前ではありません。
日本を含め東アジアは農業にも最適で人の生存のための基礎的条件にこれほど恵まれた地域はありません。
早雲 | 2009年11月29日(日) 23:40 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>fhsuさん

  どうも初めまして。

>1)土壌の塩分濃度

  塩分集積は、アメリカでも問題になっていますね。以前にこちらでも紹介しましたが、この記事は面白いです。

地下水が枯渇――米国灌漑農業「危機」の深刻度
http://www.asyura2.com/0502/social1/msg/657.html
−−−−−−−−以下引用−−−−−−−−
灌漑水は農地に撒かれると土の中に浸透し、やがて排水され、また川に戻っていく。そのときには土壌のミネラル塩層を透過しているので、排水には塩分が増える。米国西部の水資源開発を描いたマーク・ライナー『砂漠のキャデラック』(改訂版は93年刊、日本語版は99年刊)には、コロラド川から取水の際は塩分濃度が約200ppmだが、排水時は6500ppmになっていると記述があるほど、塩分濃度は高いようだ。

乾燥地を流れる河川水には塩分が多く、耕作に使い続けると農地に塩分が集積されていく。さらに、排水の仕組みを造らないで灌漑を続けると、作物に利用されなかった灌漑水が地下にたまり、地下水位が上がっていく。灌漑水が混じった地下水には土壌から溶けた塩分がすべて含まれており、作物の成長が阻まれてしまう。

灌漑による耕地への塩分集積は、滞水(水が溜まること)とともに起こるので、作物は塩害と湿害を同時に受けることになる。そして、いったん塩分が集積すると、洗い流すのは難しいとされる。米国では灌漑に大量の水を使用し、高濃度化する塩分を排水しているようだが、塩分が溜まったまま放置されることによる荒廃放棄地も問題になってくる。

灌漑農業の現状を、カリフォルニア州中央部のサンウォーキンバレーなどで長年調査してきた、地元のK・タンジ名誉教授(カリフォルニア大デイビス校)にチュラ湖などを案内してもらった。チュラ湖は、かつて13万ヘクタールあった閉鎖湖だった。流入河川の上流部にダムが設けられ、湖の干上がったところを農地にした。その付近でも灌漑農業が盛んになっていった。

しかし近年では、灌漑排水による塩分集積がひどくなった。春まき小麦や綿花などから耐塩性があるトウモロコシ、アーモンド、ピスタチオなど、作物を多様化させることで対応しているという。ただ灌漑排水は、近くの蒸発池に捨てるしかない。灌漑排水を流し込んでいる蒸発池も見たが、異臭を放っていた。この池には渡り鳥も来なくなってしまったという。
 このような灌漑による耕地への塩分集積は、近代農業による環境破壊ともいえる。米国ではカリフォルニア州の大農業地帯サンウォーキンバレーをはじめ、西部では深刻になっている。さらに、旧ソ連のカザフスタン、オーストラリアなど、世界各地でも同様の問題が起きている。
−−−−−−−−引用以上−−−−−−−−

  やはり、ここでもオーストラリアの名前が出てきますね。
  彼らが捕鯨や性描写のことで日本に噛みついてくるのは、そうでもしないと精神の平衡を保てないというのが本音なのかも知れません。

>>秘匿コメントの方

  やりきれませんね・・・白人はどこまで奪う文明を続けるつもりなんでしょうか。
  生物としてのヒトの本能が壊れているとしか思えません。

>>早雲さん

>環境問題の第一は「大気−水循環」の破壊です。

  そうですね。最近ますますそのような思いを強くしました。

>日本を含め東アジアは農業にも最適で人の生存のための基礎的条件に
>これほど恵まれた地域はありません。

  この前訪ねた埼玉県比企郡の農場主の方は、「日本は農業立国にすべき。耕地面積から考えれば日本は十分に自給できる。やるかやらないか、ただそれだけ」とおっしゃっていました。
  日本人がそれに気づいていないのは痛いですが、それ以上に馬鹿でかいあそこが自分たちで物的条件を破壊しまくっていることが残念でなりません。

ろろ | 2009年11月29日(日) 23:51 | URL | コメント編集

●ずっと読ませていただいております

<(二酸化炭素が増えればむしろ森林は繁茂する)、
ネット上でこれを言うのは初めて見ました。

私が熱帯魚飼育の延長線上で水中の水草を育てた経験から言いますと、
植物にとって二酸化炭素は不可欠なものです。
水に二酸化炭素を添加して、十分な光を与えると、葉に酸素の気泡がつくほど光合成が活発に行われます。
成長の速度も自分の予想をはるかに超えた、少なめにみても2〜3倍はありました。
二酸化炭素の少ない環境では、葉や茎がひょろひょろで緑色も薄くなります。
水草飼育をしておられる方々にとって、二酸化炭素の補給は基本です。

実際の数字がどうなるかは私ごときにはわかりませんが、二酸化炭素濃度が上がれば、植物の二酸化炭素吸収量も増えるのは必然だと思います。

最近は、三輪さんとかろろさんのとこしか真剣に読んでいません。
あ、山崎せんせもね。
はまちゃん | 2009年11月30日(月) 06:41 | URL | コメント編集

いわゆる「近代の宿命」ってやつですね。
日本の近代化は自発的に成立したわけではなく、アメリカの黒船によって半ば強制的に成り立ちました。
ゆえに近代日本人は、白人文化への強力なコンプレックスに苛まれる事になりました。
だから森有礼みたいな、漢字を廃止しようなどと目論む文部大臣も出てくるわけです。近代日本におけるエリートというのは白人文化を身につけて「準白人」になった(と思いこむ)人たちのことをいいます。
竹中平蔵なんかは、まさに典型的ですね。

仮に今後、竹中平蔵が逮捕されたとしても、こういった近代日本の精神的土壌が是正せれないかぎり、第二第三の竹中平蔵が登場することでしょう。
Kirokuro | 2009年11月30日(月) 16:51 | URL | コメント編集

●山が日本を守っているのかもしれない

日本はオーストラリアと違って森林が山に集中していて、非常に開拓しづらい地形になっていることが幸いしているのかもしれませんね。最近はそんな風に思いました。これがまっ平らな平野だったら、とっくに日本の森林も無くなっているのではないかなって。とりあえず、日本に森林が残っていることに感謝です。
葉隠さつき | 2009年12月01日(火) 01:09 | URL | コメント編集

●コメントありがとうございます

>>はまちゃんさん

>二酸化炭素濃度が上がれば、植物の二酸化炭素吸収量も増えるのは必然だと思います。

  もし、これが嘘なら、中学の理科の教科書は全て嘘を載せいているということになりますよね。
  森林が減少しているのは過伐採が原因であり、その過伐採や乱開発が水循環を破壊して異常気象を招いているのですが、その事実をストレートに認めたら、中国やブラジル、さらには自国の「発展」が阻害されてしまいます。
  だから、目に見えない気体を悪者にしているわけです。オーストラリアは寄港返答担当大臣などを置く前に、自国の経済政策を根本から改めた方が干ばつ対策になると思いますね。

>>kirokuroさん

>いわゆる「近代の宿命」ってやつですね。

  そうですね。「日本だけは違う」とか思っている人も多いようですが、日本はオイルショックと製造業の海外移転のおかげでたまたま犠牲にならなかっただけです。足尾銅山や水俣病の例を見れば、日本も十分おかしくなる素養がありました。

>近代日本の精神的土壌が是正せれないかぎり、第二第三の
>竹中平蔵が登場することでしょう。

  どの国にもああいう人がいるのだと思います。
  竹中はまだ向こうの手先となって動いていることが分かりやすいのですが、困るのは貴君がおっしゃった森有礼のように、「欧米化することが日本のためになるんだ」と純粋に信じている人ですね。
  とりあえず、相手にしないで、こっちがやれることをやっていくのと、そういう人がトップに付きそうになったら揚げ足取りでもなんでもして妨害することでしょうか。まあ、民主党政権が「改革」という言葉をなるべく使っていないように、もう小泉大明神や竹中観音ご本人は登場しても効果がないでしょう。
  次はおそらく、民主党の左派に好き勝手やらせた反動で、ウルトラ右翼で近代型ホシュの権化みたいなのが出てきます。一番適格があるのは橋下徹です。
  小泉のマスコミ対策をやった飯島某が大阪によく現れていないか、ちゃんと見張っておいたほうがいいと思いますよ、小沢さん(笑)。

>>葉隠さつきさん

>これがまっ平らな平野だったら、とっくに日本の森林も無くなっているのではないかなって。

  さすがに鎮守の森だけでは難しいでしょうからね。山がちな地形というのは幸いしているのでしょう。
  あと、やはり早雲さんがお書きになったように、モンスーン地域だということです。その地域にあるにも関わらず、国土の90%が砂漠化しつつあるという某国は、もうオーストラリア人よりよほど「近代的」です。

ろろ | 2009年12月01日(火) 11:41 | URL | コメント編集

●地球の自浄力

我慢ならないレベルの一端なんでしょう。人間には任せておけないと…

ラクダが先兵として暴徒化したようなもんでしょうね。ここで虐殺してもテロ(笑)ではないのですが、負の連鎖もまちがいないでしょう。
自然の完璧な均衡を、維持するのも破壊するのも人間なんですね。
ヒトとは本当に愚かな動物です。
はやぶさ | 2009年12月01日(火) 17:02 | URL | コメント編集

山がちの地形ゆえに云々ってのは確かに。
それゆえに日本では小麦・牧畜文化はスタンダードにならなかったってのはあるかもしれませんね。
そんでもってその某国の歴史を見ていると、常に稲作文化圏は小麦文化圏の
軍門に下っていたってのもわかりやすい構図かもしれません。

そういう意味では南船北馬って状況も日本には幸いしたかも。
東アジアでは欧州・地中海と違いフェニキアやバイキングといった略奪遊牧民と海賊の
コラボみたいな最狂シーパワーは出現しませんでしたから。
小麦文化が海を渡って進出してたら、北海道・東北北部の低山・丘陵地域はブリテン諸島や
NZみたいな惨状になってた可能性もあります。

それと、白人好きな人らには単純にガタイとか戦闘能力みたいなのへの憧れもあるのかもしれません。某所スポーツ関係ではポリネシアン系も妙に受けてたりする辺り。
ちなみに黒人系は脳味噌筋肉なイメージが強すぎるのかその手の手合いからは賛否両論っぽいです。
正直白人系も本当に凄いのは一部の戦闘種族の末裔みたいな人らだけだと思うのですが
そういう人らは白人系全体を文武両道の最強種族みたいなとらえ方をしてるような気が。
元山師 | 2009年12月02日(水) 04:45 | URL | コメント編集

●書き込みは初めてになります

 ラクダ約100万頭というのは凄いですが、人海作戦で死に物狂いに駆除すれば、駆除は不可能ではないかもしれません。ですが、駆除が絶対に不可能な動物がオーストラリアにはいて、それがウサギとネズミだそうです。ウサギは、オーストラリアという異郷を少しでも英国風にするために、幾度かの失敗(オーストラリアの自然に合わなかった)を乗り越えて、移植に成功したものでした。問題は成功しすぎたこと。気づいたときには、すでに繁殖しすぎて手遅れになっていました。その後、ウィルスをばら撒いたことでウサギの数は一時的に減少しましたが、すぐに耐性を持つウサギが現れ、また元の木阿弥に戻ってしまったそうです。オーストラリアの牧場主は、ウサギ穴に爆薬を仕掛けて回っているとか。
 体の大きな生物より、小さな生物の方がやっかいです。特に、地下に巣を作るような生物は。
上田 | 2009年12月03日(木) 03:58 | URL | コメント編集

> どの国にもああいう人がいるのだと思います。
>「欧米化することが日本のためになるんだ」と純粋に信じている人

今の世界ではどこの国の上層部も欧米の価値観で動いているのは事実でしょう。
だからろろさんのおっしゃるように、庶民は上からの思想や価値観に惑わされず
その土地の文化を大切にしていくべきなんでしょう。

しかしメディアが発達した今では、教育などで教え込まなくても簡単に思想を
大衆に注入することができるようになっているような気がします。
逆に言えば、洗脳から逃れることが難しくなっているんでしょうね。

先日のオバマ大統領の訪中に関する中国のネット上での書き込みがありますが
米中蜜月を抜きに考えても、なぜ中国のネットユーザー(=庶民)がこんなに熱狂するのか

http://ansan01.blog121.fc2.com/blog-entry-342.html
>(文明国家の代表を歓迎します!)
>(偉大な国家の大統領ようこそ!)
>(飛行機を降りたとたんに中国とアメリカの差の大きさ見せつけられたな!!)
(偉大な国にこそ、偉大な大統領が誕生するんだよ!)
(アメリカ。人類の良識と希望だよ!!)
(どうしてこんなに多くの人々がアメリカという国と国民を羨ましがるんだろう?)


愛国心を振りかざしながら欧米強烈な憧れを抱いているかつての日本とよく似ていますが
中国のネット普及数はすでに3億を超えたようですから、これらの発言は一部の特権階級の者だけでなく中層、下層の一般人も含んでいると考えられます。
日本で欧米思想に「感染」したのは、明治時代には上層部の人間や都市住民だけで、
その後教育を通じてゆっくり広がっていったように思えますが、中国の場合は
検閲や情報統制などでシャットアウトしておきながら、改革開放からわずか30年ほどで一般にまで
欧米思想が浸透し、愛国を叫びながら「中国人による中国嫌い」に陥っているようです。

やはり「近代の利器」だけ手に入れようとしても、外国からの文明を受け入れると自然にその文明の
中心を崇拝するような人間が出てきてしまうようですね。

アジアは日中ともに欧米の思想にのまれてしまっていますね。
院生志望 | 2009年12月04日(金) 02:50 | URL | コメント編集

NHK BSでオーストラリアの現状を報道していましたが、アボリジニはひどい目に会ってますね。
昔は水がきれいで緑の多い大陸だったのに、白人が入植してから環境がどんどん悪化して(特に原発)湧水が飲めなくなり、更に今度はアボリジニの居留区に核廃棄施設を作る予定で、アボリジニは政府に相当の敵意を持っているそうです。
ロロさんのブログを読んでると、日本も人事じゃないなと感じます。
鳩山由紀夫の有名な言葉で「日本列島は日本人だけのものではない」というのがありましたが、日本の土地は中国朝鮮人のものと言うより、最終目的は日本の土地をグローバル資本主義者のものにする事(多極化)だとすれば辻褄が合いますね。
外国人参政権や地方分権の推進も多極化をスムーズに行うためと考えれば道理が通ります。
10年後の日本は人種のるつぼと化していて、20年後には人の住めない島になっているかもしれませんね。
ビンモハマド | 2009年12月08日(火) 13:52 | URL | コメント編集

●不毛の大地に

日本で砂漠でも良く育つ草をつくったりしてたような
NHKで紹介されていて凄い繁殖力で驚いた記憶があります
植林活動もしてますし自然エネルギー開発が進む中なんで今さら核なんかエネルギー使わないでほしいな…廃棄施設とか日本国内どこも反対です

お隣の半島も禿山だったのが何十年もかかけて日本の植林技術でなんとか緑化できたからオーストラリアも植林頑張ればいいと思う

ruru | 2009年12月14日(月) 21:59 | URL | コメント編集

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