日本航空:「整理解雇」を検討 労組側は強く反発

2010年9月28日 18時50分 更新:9月28日 23時16分

 会社更生手続き中の日本航空が、現在募集中の希望退職が目標人数を下回った場合、強制的に社員を解雇する「整理解雇」を検討していることが28日分かった。既に一部の労働組合に意向を伝えたが、労組側は強く反発している。

 日航は、更生計画案で今年度中にグループ社員の3分の1にあたる約1万6000人を削減する方針を盛り込み、既に特別早期退職や子会社売却などで、8000人超の削減にめどをつけた。現在、10月22日を期限とする新たな希望退職を募集しており、さらに1500人を削減する方針だ。

 ただ、応募状況は低調で、目標数に届かない可能性がある。このため、整理解雇の可能性を伝えた背景には、希望退職への応募者を増やしたいという日航の思惑もありそうだ。【小倉祥徳】

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