2010年9月27日 20時53分 更新:9月27日 23時10分
片山善博総務相は27日、毎日新聞などのインタビューで、日本郵政グループのゆうちょ銀行の預け入れ限度額(現行1000万円)とかんぽ生命の加入限度額(同1300万円)をほぼ2倍に引き上げる郵政改革の政府方針について「今、いくらがいいという考えを持っているわけではない」と述べ、引き上げに慎重な姿勢を示した。
限度額は郵政改革法案成立後、政令改正で引き上げることが閣僚懇談会での了承事項となっていた。
また超高速ブロードバンドの完全普及を目指す「光の道」構想について、NTTグループの組織再編に絡めて議論を進めた原口一博前総務相とは一線を画し、光回線サービスでシェア7割を超すNTTの市場支配性についても「ただちにそうは思わない」と話した。【望月麻紀】