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【奈良】「奈良・在日外国人保護者の会」生駒代表として民族子供会や保護者会活動に携わってきた李和子さん(51)が11日、新たに「いこま国際交流協会」を結成した。多国籍化が進む地域状況を見すえ、生駒に暮らす在日外国人と日本人とが顔の見える関係づくりに取り組む。
緊急に取り組むのは相談窓口の開設。弁護士、医師、介護士、ケアマネージャーなど専門職員の手を借り、新渡日外国人が安心して暮らせる町づくりを目指す。対象地域は生駒に限らず生駒に隣接する近隣まで視野に入れている。当面は早期のNPO法人化をめざし、多言語による広報体制の強化に取り組む考えだ。
李和子さんは、市のイベントを通じて出会った多国籍の外国人が子育てや教育などで同じ悩みを抱えているのを知った。「在日の先輩として何かできないか」と知人らと考え、今年9月から協議会結成に向けて奔走してきた。
結成会には在日同胞をはじめ中国国籍者、日本人教師ら60人が参加した。賛同人はさまざまな立場から95人(10日現在)が集まっている。この中から田渕五十生奈良教育大学教授が賛同人代表に選ばれた。李さんは事務局長に就任した。
(2006.11.29 民団新聞)
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