北海道電力が国に許可を申請している泊原発3号機でのプルサーマル計画について、高木義明文部科学相は22日付で、計画に同意した。原子力安全委員会と原子力委員会もすでに「妥当」との審査結果を答申しており、週内にも経済産業省から正式な許可が下りる見通しだ。
一方、計画に反対する北海道平和運動フォーラムは24日、札幌市内で緊急全道集会を開いた。平和団体や労働組合など約150人が参加。「泊原発沖の海底活断層にかかわる原子力安全・保安院の審査が終了していない段階でプルサーマル計画が許可されることはありえない」などとしたアピールを読み上げた後、市内中心部をデモ行進した。【鈴木勝一】
毎日新聞 2010年11月25日 地方版