大阪大病院は大阪府内の女性(28)が妊娠したままで子宮頸がんの病巣摘出手術に6月成功し、25日に帝王切開で女児を出産したと同日明らかにした。摘出と出産を担当した阪大病院の榎本隆之准教授によると、国内では初めての例で世界でも5例目という。
榎本准教授によると、女児は体重2584グラムで母子ともに健康。子宮頸がんの摘出手術は妊娠15週だった6月に行い、37週目の出産だった。
妊娠中の摘出手術は子宮の血流量が多いなどの理由で難しい。従来は妊娠した人に子宮頸がんが発見された場合、中絶して手術していた。
榎本准教授は「阪大の過去の執刀例から、妊娠中の患者でも成功できると判断した。子宮頸がんを根治しつつ出産できるようになり、患者の選択肢が広がった意義は大きい」と話している。
子宮頸がんは性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす。進行すれば子宮摘出を迫られるが、初期段階で治療すれば再発の可能性はほぼなく、早期発見が重要。20代女性の検診率が低く、妊娠によって発覚することも多い。
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