関西テレビ放送株式会社

大阪府枚方市で21日深夜、77歳の男性をひき逃げしたとして内装業の40歳の男が逮捕されました。男性は今も意識不明の重体です。自動車運転過失傷害などの疑いで逮捕されたのは、枚方市新之栄町に住む内装業・山本義和容疑者(40)です。山本容疑者は21日午後11時過ぎ枚方市南中振１丁目の府道で、市内に住む77歳の男性をひきそのまま逃走したとされます。男性は頭を強く打っていて現在も意識不明の重体です。現場には衝突した車のサイドミラーが落ちていて、警察がそれをもとに車種を特定し逃走方向で山本容疑者の車を発見、22日午後５時過ぎに逮捕しました。山本容疑者は当時、寝屋川市で食事をした後帰宅する途中だったということで、警察の調べに対して「何かに当たったことは認識していた」と話しています。

巨額の負債に苦しむ関西空港の経営を立て直すため、国土交通省は、関西空港と伊丹空港を一体運営する案を、地元の自治体などに提示しました。国交省は２２日、地元の自治体や経済団体などと意見交換を行い、関空と伊丹の今後のあり方について提案しました。案では、１兆円以上の負債を抱える関空の救済策として、関空会社を「運営部門」と「土地・負債保有部門」に分離し、「運営部門」を伊丹と統合させます。そして、国が１００％出資する新会社が一体運営を行い、関空会社には土地使用料を支払います。関空会社は、この使用料を負債の返済に充てるということです。出席者から目立った反対の声は上がらず、国交省は年内にも新会社設立のための法案を作成し、年明けの通常国会に提出する方針です。

兵庫県の尼崎市長選挙で、史上最年少の女性市長となる新人の稲村和美さんが初当選しました。２代続けての女性市長は全国初となります。２１日、尼崎市の市長選に初当選し、「未来へつなごう！」と声を上げた稲村和美さん（３８）。任期満了に伴う選挙で３人の新人候補を破りました。稲村市長は「市民の皆さんとしっかりと向き合い、声を聴き、一緒に悩み、かんがえて、責任をしっかりと果たし、皆で進めていく市政（をめざす）」と話しました。今回の選挙は財政再建や情報公開をすすめた白井市長の路線への評価が争点となりましたが、市民が選んだのは白井市政の継承でした。２２日午後、当選証書を受け取った稲村さん。２代続けての女性市長の誕生は全国で初です。５歳の女の子の母親として、また、全国最年少となる女性市長として意気込みを語りました。稲村さんは「子育てと両方頑張ろうと、いうのもそうですし、文句も言いますが、自分が出来ることを自分からやるのがモットー」と話しました。市民は「女性にガンガンリーダーシップをとってもらえるのが自分の生まれた町だというのはうれしいことです。」「男性も女性も市民も国民のこと考えてくれる人がいてくれたらいいけどね。いないものね」と話しました。今回の投票率は２９．３５％と過去最低でした。尼崎市の活気をどう取り戻すか。ママさん市長の手腕に期待がかかります。

世界遺産に指定されている京都の醍醐寺で、外壁に茶色の液体がかけられているのが見つかりました。警察は建造物損壊の疑いで調べています。２０日午前１０時ごろ、京都市伏見区の醍醐寺にある「理性院」で、東側の外壁に茶色の液体がかけられているのを、通りかかった人が見つけました。警察の調べによりますと、液体は、高さ約１３０センチ、幅２０メートルにわたってかけられていて、油や薬品ではないとみられます。醍醐寺は平安時代に開かれた寺で、世界文化遺産にも指定されています。近所の人は「世界文化遺産やで。こんなことするって殺生やわな」と話していました。被害にあった壁は一般の人が通る生活道路に面していて、警察は、かけられた液体の分析を進めるとともに建造物損壊の疑いで調べています。

兵庫県西宮市で建築士の夫婦が殺害された事件で、自殺した参考人の男性が大阪市内のホテルに放置した車から、微量の血液反応が検出されたことが分かりました。
この事件は今月１２日、建築士の水田実さん（６２）と妻の輝子さん（６２）が西宮市の自宅で殺害されているのが見つかったものです。事件の５日後には、輝子さんとの間で金のやり取りがあった大阪市西淀川区の男性（６１）が警察の事情聴取の直前に自宅マンションから飛び降り自殺をしています。その後の調べで、この男性が大阪市内のホテルの駐車場に放置していた車からごく微量の血液反応が検出されたことが新たにわかりました。警察は、ＤＮＡ鑑定を行い血液が水田さん夫婦のものかどうか調べています。また、水田さんの自宅には複数の足跡が残され来客用の湯飲みが４つ散らばっていたことも分かっていて、警察は複数犯の可能性もあるとみて捜査しています。

滋賀県米原市で、交際相手の女性をし尿タンクに投げ入れ殺害したとされる男の裁判員裁判で、検察側は無期懲役を求刑しました。男は無罪を主張し、裁判は結審しました。
【森田被告の陳述】「私は犯人ではありません。真犯人への深い憎しみが収まりません。なぜ典子さんを殺したのか、なぜマンホールに入れたのか、問い詰めたい」
およそ１５分間法廷で無罪を訴えた、米原市の会社員・森田繁成被告（４１）。去年６月、当時交際していた小川典子さん（当時２８歳）の頭を鈍器のようなもので殴り、し尿処理タンクに生きたまま投げ入れて殺害したとされます。検察側は「被告の車に小川さんの血液が付着し、携帯電話のデータも削除していた。法廷でも作り話を並べていて、矯正は困難だ」として、無期懲役を求刑しました。一方、弁護側は「客観的証拠も動機もない。冤罪を生んではならない」として、無罪を主張しました。
【森田被告の陳述】「今も何食わぬ顔をして真犯人が生活しているかと思うと、憎しみがこみ上げてきます」
裁判は結審し、判決は来月２日に言い渡されます。

指定暴力団山口組のナンバー２が恐喝の疑いで逮捕された事件で、京都府警は神戸市にある山口組の総本部を捜索しました。京都府警は２２日、１４０人体制で神戸市灘区にある山口組の総本部を捜索しました。この事件は、山口組のナンバー２で弘道会の会長、高山清司容疑者（６３）が、京都市の男性からみかじめ料として現金４０００万円を脅し取ったとして逮捕されたものです。弘道会は京都進出を狙って他の暴力団と勢力争いを続けていて、警察は、武器の押収や資金源を封じることで山口組の弱体化を図りたいとしています。

今年度に製造された貨幣の重さが、規定どおりかどうか検査する「貨幣大試験」が２２日、大阪の造幣局で行なわれました。
貨幣大試験は硬貨の信用性を保つため、製造された硬貨が規定どおりの重さかどうかを調べるものです。
桜井充財務副大臣を執行官に、ことし４月以降に製造された１円から５００円までの硬貨と地方自治法施行６０周年の記念硬貨など、計２１種類が検査されました。
５００円硬貨は１０００枚あたりの重さの基準が７０００グラム。誤差は１３グラム以内と決められています。
明治５年から毎年行われている貨幣大試験は今年で１３９回目で、これまで１度も不合格が出たことはなく、今年も全ての硬貨が規定内であるとして合格しました。

古くから薬の町として栄える大阪・道修町では２２日、薬の神様に１年の無事などを感謝する神農祭が行われました。
この祭りは、江戸時代に薬問屋が一年の無事や健康に感謝して薬の神様である「神農さん」を祭ったのが始まりです。
昔から大阪の一年の祭りは「えべっさん」で始まり、この「しんのうさん」で終わるため、「とめの祭り」とも言われています。
また、虎の頭の骨を使って薬を調合したことにちなんだ疫病よけのお守り、「張子の虎」も人気があり、ことしも大勢の人が買い求めていました。
祭りに訪れた年配の女性は、「毎年お参りしてます。元気でお参りさせていただけることがものすごく嬉しいです」と話していました。この祭りは２３日まで開かれていて、約５万人の人出が予想されています。

兵庫県西宮市で建築士夫婦が殺害された事件で、自殺した参考人の男性が大阪市内のホテルに放置した車から、微量の血液反応が検出されたことが分かりました。
この事件は今月１２日、建築士の水田実さん（６２）と妻の輝子さん（６２）が西宮市の自宅で殺害されているのが見つかったものです。
１７日には、輝子さんとの間で金のやり取りが明らかになっている大阪市西淀川区の男性（６１）が、警察の事情聴取の直前に、自宅マンションから飛び降り自殺をしています。
その後の調べで、大阪市内のホテルの駐車場に男性が放置していた車から、ごく微量の血液反応が検出されたことが新たにわかりました。
男性は自殺する前までこのホテルに宿泊し、車はきれいに清掃され、刃物や衣服などは見つかっていないということです。
警察はＤＮＡ鑑定を行い、血液が水田夫婦のものかどうか調べを進めています。

２２日朝早く、奈良県大和高田市で住宅の２階部分を焼く火事があり、住民とみられる男性の遺体が見つかりました。
午前６時過ぎ、大和高田市今里町の住宅で「２階から出火している」と、この家に住む植村明子さん（８２）から消防に通報がありました。
消防車１１台が出動し、火は約１時間後に消し止められましたが、木造住宅の２階部分、約２０平方メートルが焼けました。
この火事で、２階から植村さんの長男の裕吾さん（５１）とみられる遺体が見つかりました。
出火当時、明子さんは１階にいましたが、近所の人に助け出され無事でした。
明子さんを助け出した人は、「上から火の粉がバラバラ落ちてきて、階段の下から見た感じでは、二階にはとても入れる状態じゃなかった。どんどん燃えてましたから」と話していました。
警察と消防は遺体の身元確認を急ぐとともに、火元の特定や出火原因を調べています。

２２日朝早く、神戸市須磨区のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入り、現金約５万円を奪って逃げました。
２２日午前４時１０分ごろ、神戸市須磨区のセブンイレブン神戸須磨妙法寺東店に刃物を持った男が押し入り、「金を出せ」と言ってレジにいた店員に刃物をつきつけました。
そして、男は店員がレジから差し出したお札と、自分でレジからつかんだ小銭、計現金４〜５万円を奪って逃げました。
当時、店内に客はおらず、店員にけがはありませんでした。
警察によりますと、男は年齢２０歳ぐらい、身長約１６５センチで、黒っぽいジャンパーと、黒いマフラーとニット帽を身に着けていて、走って逃げたということです。
警察は店内の防犯カメラの映像を解析するなどして、逃げた男の行方を追っています。

１１月２２日は「いい夫婦の日」です。
百貨店は「いい夫婦」にちなんだ商品で消費を刺激する作戦です。
阪急百貨店には、価格やネーミングなど「いい夫婦」にちなんだ商品３４種類が並んでいます。
こちらは「おしどり夫婦」にかけて、鳥づくしのお弁当。
お値段はゴロ合わせの１１２２円です。
おかずを取り合わないよう、２つずつ入っています。
普段、人気の一人鍋も夫婦で「ふうふう」分け合ってもらおうと、２個セットで販売します。
訪れた夫婦連れの客たちに、いい夫婦の秘訣を聞くと、「自然体で」「言いたいことを言っている」「今の若い人みたいに優しくない。言葉にしてほしい」などといった声が返ってきました。
阪急百貨店ではここ数年、いい夫婦の日の関連商品を増やしていて、新たな記念日として定着させることで消費を呼び込みたいとしています。

２１日深夜、大阪府枚方市の府道で、自転車に乗っていた７０歳くらいの男性が車にひき逃げされ、意識不明の重体となっています。
２１日午後１１時過ぎ、枚方市南中振１丁目の府道で通行人の女性から「大きな音がして、自転車と男性が倒れている」と１１０番通報がありました。警察官が駆け付けると、自転車と７０歳くらいの男性が倒れていました。男性は頭を強く打っていてすぐに病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。通報した人によると大きな音がした後、北の方向に車が逃げていくのが見えたということですが、色や車種までは分からなかったということです。自転車は右のハンドルがこすれていて、現場には黒のサイドミラーが落ちていたことから、警察はひき逃げ事件として逃げた車の車種を調べるなど、捜査しています。