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2010年11月24日(水) 19:35 |
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宇高航路の活性化で議論
宇高航路の存続に向けて国や自治体でつくる活性化再生協議会の会議が開かれました。 アンケート調査をもとに今後、観光面に力を入れるとともに若者の利用増加を図ることなどが提言されました。
協議会は、今年10月宇高フェリーの利用者に聞き取り調査を行いました。 フェリーを利用する理由については、トラック運転手の54%が「休憩ができるから」と答えていて、「コストが安い」などが続きました。 一方、旅客のおよそ52%が「安いから」と答えていて「港が近い」などが続きます。 また、インターネットによる調査で、25歳までの若者の内6割がフェリー知らないと答えていました。 こうした結果を受けて協議会は「宇高フェリーは生活の足として重要だが、そうした利用を拡大するのは難しい」。今後は観光客の獲得に力に入れることなどを提言しています。また、若者の利用を増やすため、若者が運転する乗用車の運賃を土、日、祝日1000円にする社会実験を行うことなどを決めました。 さらに協議会は、宇高航路を存続するためには経費削減が不可欠としています。 協議会の試算では、2社が運航するフェリーターミナルを1つにした場合、年間の赤字は約4億9千万円から4億円に、2社を1社にした場合、赤字は約1億5千万円に削減する見通しです。 協議会は、来年1月に会議を開き、国にどういった支援を求めていくかなどを検討することにしています。
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