札幌で大学生の就職活動セミナーが開かれました。参加したのは来年春に卒業予定の4年生ではなく、卒業はさらに1年先の3年生です。
企業の人事担当者の言葉に耳を傾ける学生たちー。札幌市北区の北海道大学で開かれた就職活動セミナーです。着慣れないスーツ姿で参加したのは3年生や修士課程の1年生。卒業まで1年以上残して、就職活動が始まっています。
(経済部3年)｢まだ決まっていません。幅広く見ている状態。周りはもう動いているので動かないとまずいなと｣
危機感の理由は、彼らの1年先輩である4年生が直面する厳しい就職戦線にあります。政府が発表した就職内定率は57.6パーセントと、不況の影響を色濃く受けて調査開始以来、最低となりました。
(法学部3年)｢まだ決まっていない先輩もいるので。正直ちょっと早いなとという気はするが今から始めないと行きたいところには行けないかなと｣
(長田記者)｢同じ北海道大学の構内で就職活動に関するもう一つのイベントが開かれています。タイトルは"就活くたばれ"です｣
同じ北大生が開いた、就職活動のあり方に疑問を投げかける集会です。活動の長期化で負担は大きくなるばかりだと訴えています。
(主催者の大滝雅史さん)｢大学に勉強する為に入ったのでは。全然勉強が出来ない。卒論をやらなくてはいけないのに就活、就活でというのはおかしい｣
大学生の2人に1人が内定を手にすることが出来ない就職超氷河期ー。学生のデモは東京や大阪にも広がっています。
（2010年11月23日(火)「どさんこワイド１７９」）
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