最終更新: 2010/11/25 09:18

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2001年に東京・渋谷から姿を消したプラネタリウムが街に帰ってきました。

2001年に多くの人に惜しまれながら、東京・渋谷から姿を消したプラネタリウム。そのプラネタリウムが、今話題の「はやぶさ」とともに渋谷の街に帰ってきました。
「もうすぐ輪をくぐります。ほら、今くぐりました」と星空について語る、プラネタリウム解説員・村松 修さん。
村松さんは、復活したプラネタリウムで再び生解説をすることになりました。
村松さんが働いていたのは、1957年にオープンした「五島プラネタリウム」。
日本のプラネタリウムの草分け的存在で、1968年には皇太子さまも見学されていました。
五島プラネタリウムのファンには懐かしい投影機も、プラネタリウムの復活にともない、2階のギャラリーに展示されました。
一時は、金銭的な問題から展示が見送られましたが、当時の職員などの募金活動で、移設費用560万円を集め、ようやく展示保存されることになりました。
また、プラネタリウムのオープンにともなって、生解説を五島プラネタリウムで行っていた村松さんも、解説に迎えられることになりました。
村松さんは、「なくなってしまうと、ちょっと寂しかったんですが、こうして、またプラネタリウム、新しい『コスモプラネタリウム渋谷』で、お客さまをお迎えすることができて、もう本当に幸せだなあと」と話しました。
ドームの直径は17メートルあり、客席は120席と、通常の半分ほどで、ゆとりある作りとなっています。
都内で初めて導入された回転式の座席は、自由に動かしながら星空を眺めることができます。
また、星の瞬きや、固有の色まで再現できる最新鋭の投影機を備えています。
観客は「ちょっと夢に浸ろうと思って、思い出がいっぱいですね。何回か行きました。ガールフレンドとも行きました」、「30年以上来たことないから、1回来てみたいと思って。きょうは初めて来ました」などと話しました。
プラネタリウムでは、小惑星の微粒子を地球に持ち帰ることに世界で初めて成功した探査機「はやぶさ」のドキュメンタリーも、全国に先駆けて上映します。
2003年の打ち上げから7年間にわたる道のりを、コンピューターグラフィックスで再現した感動的な映像が、復活に花を添えました。
観客は「映像がすごく鮮明で、迫ってくる感じがリアルで、すごく良かったです」、「楽しかった。地球がこうやって丸くて」などと話していました。
村松さんは「新しい投影スタイルをつくるために、いろんな知恵を絞って考えてますので、その中には当然、温かみのある解説だとか、わかりやすさだとか、そういうところを追求していきたいなというふうに思っています」と話しました。
渋谷の街に復活した星空。
はやぶさのドキュメンタリーは、24日から一般公開されます。

(11/21 20:13)


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