滋賀県米原市で、汚水タンクの中から女性の遺体がみつかった事件の裁判員裁判で、被告の会社員が無罪を主張する中、検察側は無期懲役を求刑しました。
起訴状によりますと、米原市の会社員森田繁成被告(41)は、去年6月、交際相手の小川典子さん(当時28)の頭を鈍器のようなもので殴り、米原市内の汚水タンクに沈め窒息死させたとして殺人の罪に問われています。
裁判員裁判は9日目に入り、検察は論告で「前途のある若い命を奪ったことは重大で、反省の情も示しておらず、更正の見込みもない」として無期懲役を求刑しました。
これに対し初公判から一貫して無罪を主張している森田被告は、「私は小川典子さんを殺していません。殺した犯人ではありません」と改めて述べました。
判決は来月の2日に言い渡されます。 (11/23 08:25)
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