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インタビュー:杉田成道(演出家・映画監督)

ドラマ以上に壮絶な『北の国から』演出家の私生活

SPA! 2010年11月16日号掲載) 2010年11月16日(火)配信

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――奥様から直しの要求は?

杉田 それは毎回、必ずいくつかありましたね。でも、主にちょっとした事実関係ですよ。「医者は絶対にこういう言い方はしない」とか。

――奥様はお医者さんとか。プロの編集者も顔負けですね。その後、1男2女、3人のお子さんが誕生したわけですが、生活はいかがですか?

杉田 前妻との間に生まれた長男のときは、お風呂も入れたことなければ、本当に何もしたことがないんですが、今は大変ですよ。長男には悪いことをしましたけどね。今日も一番に起きて、朝ごはんを作って、子供たちを起こして、それで奥さんを起こして……。で、奥さんは今日も起きない(笑)。

――3人目ができたシーンは、本書の中でもとても印象的です。なんと奥様に「ほんとに、俺の子か――」と詰め寄るという……。

杉田 いやあ。実際、記憶になかったものでね(笑)。ウソだろ?みたいな感じ。知人には「お前、よくここまで書くなぁ」って言われたけど、実は、そんなに重い話じゃない。書きたかったのは、その先の、高校時代の友人に言われた、「いいじゃないか――誰の子だって――」という名ゼリフ。自分としては、あれがとてもおかしかったんですよ。そうか、孫だと思えばいいんだってね。孫と思えばかわいいに決まっている、と。

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