2010年11月24日20時47分
菅直人首相が24日夜、首相官邸で記者団の質問に答えた内容は、以下の通り。
「はい」
【北朝鮮の韓国領砲撃】
――野党党首らと会談されました。政府、与党からはどのような要望をされたのか。補正予算の成立にむけて、与野党間で合意はできたのか。
「今日は、昨日の北朝鮮の砲撃の案件について、この間の政府が入手している情報、あるいは政府の取り組みの現状、そういったものを与野党党首のみなさんにお伝えしようと。そして、ご意見を聞きたいということで、お集まりただきました。それについてはしっかりと説明をし、また、いろいろな意見を聞くことが出来ました。ある意味、国にとって大変重要な案件でありますので、今後も必要に応じて、新しい事態になったときには申し上げたいということも言いました。予算については従来から言っているとおり、一日も早く、成立をさせたいと、こう願っています」
――北朝鮮の攻撃で新たに民間人2人が犠牲になったことが明らかになった。これに対する受け止めを。
「本当にお気の毒で、改めてお悔やみを申し上げたいと思います」
――李明博(イ・ミョンバク)大統領と電話会談をされたが、韓国が安全保障理事会に制裁決議案などの提出を考えた場合、日本は非常任理事国として協力することも視野に韓国の立場を支持するということをおっしゃったのか。
「前の質問にもありましたが。この北朝鮮の今度のことは許し難い蛮行であって、我々は強く、非難をしてまいりました。韓国政府の立場を支持するというのが、我が政府の一貫しての方針です」
――朝鮮学校の無償化について、仙谷官房長官は「プロセスを停止する」と発言され、無償化を見直す可能性を示唆された。制裁的な意味合いとして、見直す考えはあるか。
「私のほうから、文科大臣に対して、こういう状況の中で、プロセスを停止してほしいという指示を出しました」
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