北韓は、今回の砲撃戦は、韓国が先に軍事的挑発をしてきたため対抗措置を取ったに過ぎないとして、事態の責任は韓国側にあると主張しています。
朝鮮中央通信が23日午後7時に北韓軍最高司令部の論評として伝えたところによりますと、「度重なる警告にも関わらず、韓国が23日午後1時から延坪(ヨンピョン)島一帯で北韓の領海に向けて砲撃を続けるなど軍事的挑発を強硬した。
われわれはこれに対抗するための軍事的措置を取った」として、事態の責任は韓国側にあると主張しました。
最高司令部はさらに、「西海にはもはや、北韓が独自に設定した海上軍事境界線しか存在しない。韓国がもしわが祖国の領海を0.001ミリたりとも侵犯すれば、わが革命武力は、即刻、無慈悲な軍事的打撃を継続して断行する」と、警告しました。
北韓が主張する「海上軍事境界線」は、韓国が海上境界線とする北方限界線(NLL)の南側に位置しています。
一方、韓国の統一部は、北韓の開城工業団地を出入りする韓国の企業関係者の開城訪問を明日24日の一日に限って、禁止する方針を明らかにしました。