中国漁船衝突:謝罪と賠償要求を菅首相が拒否

2010年9月26日 19時33分 更新:9月26日 19時52分

視察を終え、記者の質問に答える菅直人首相=東京都青梅市の青梅慶友病院で2010年9月26日午後12時3分(代表撮影)
視察を終え、記者の質問に答える菅直人首相=東京都青梅市の青梅慶友病院で2010年9月26日午後12時3分(代表撮影)

 菅直人首相は26日、沖縄県・尖閣諸島沖で起きた中国漁船による衝突事件で中国外務省が謝罪と賠償を求めていることに対し「尖閣諸島はわが国の固有の領土だ。全く応じるつもりはない」と拒否する考えを示した。視察先の東京都青梅市で記者団の質問に答えた。

 首相は今後の日中関係については「中国側も戦略的互恵関係を深めるという点では姿勢を変えないと言っている。双方冷静に大局的な観点に立って行動することが必要だ」と強調。船長の釈放に関しては「検察当局が事件の性質を総合的に考えたうえで国内法に基づいて粛々と判断を行った結果」との政府見解を繰り返した。【倉田陶子】

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