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お前は辞めろ!「希望退職」残酷な実態 某有名企業のマル秘資料流出 (2/2ページ)

2010.11.24 20:54
このニュースのトピックスリストラ・倒産・破綻
都内の大手企業が提示した希望退職の退職金都内の大手企業が提示した希望退職の退職金

 「退職金の割増率をみると、44、45歳をピークにそれ以降は徐々に減っている。44、45歳に手厚い退職金を用意しているということは、この年齢の社員には特に希望退職に応募してもらいたいという会社側の思いが表れているのだろう」

 44、45歳の社員というと、日本中が狂乱したバブル経済の末期のころに入社した人たち。企業は大量に学生を採用、それでも人材が足りず頻繁に中途採用を実施していたころだ。

 「今の『就職氷河期』とはまったく逆の時代。大学生が1人で10社以上から内定をもらうなんてことがザラでした。企業も人材を横取りされまいと、内定者を豪華旅行に連れて行き、他社の面接を受けられないようにしていたくらいです」(先の人事コンサルタント)

 どの企業もバブル時代に大量採用した社員が結構な比率を占めており、「構成比率のうえからもリストラの対象になりやすい」(同)という。

 この会社の希望退職の応募者には求人情報の提供やカウンセリングなど「再就職支援サービス」も用意されているが、ベテランの同社社員はこう本音を明かす。

 「以前にも希望退職を募集していますが、まともに再就職できた人はほとんどいません。こんなご時世ですからね、社内でいじめられようが叩かれようが、何がなんでも会社にしがみつこうと思っています」

 なんとも身につまされる話だ。

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都内の大手企業が提示した希望退職の退職金
景気の先行き不透明感が強いなか、希望退職を募る企業は多い(写真と本文は関係ありません)

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