gijidou01そもそも、政権が交代してなんか意味があったのだろうか?

政権交代は結果として誰がやっても同じであり、やや停滞をもたらしても民主党がいいか、ややスピード感があるが汚れていても仕方がないか、という違いである。でもだからといって民主党が汚れでいないわけではなく、自民党に戻してもスムーズにことが運ぶとは考えられない。

具体的に言うとポピュリズムが蔓延している限りいつまでたっても政治が国民を救済することはありえないのだ。

とりあえず自分の議席を取ることしか考えない政治家、とりあえず自分の新聞の発行部数をへらさない、とりあえず視聴率を減らさないテレビ、、、とりあえず就職したい大学生、とりあえずローンに追われるサラリーマン、みんな同じ病気である。そうして国家、国民は滅んでいくのであろう。

なぜ本質的議論を避けるのだろう。今日が生きられてもあす生き延びられる保障はないのに、それでも目的を延命にする。政治やジャーナリズムを、いや学生は学問をサラリーマンは仕事を「まっとう」した結果、生き延びているのであって、生き延びること自体を目的にしてもなにも生まれない。

政権維持が自己目的化している民主党には政権交代の意味がない。

単純なことをなぜやれない。税制の抜本的改正こそが基本だろう、国家としての存立基盤(安保、防衛、外交)に毅然とした方針がなぜ出せない。こども手当てをやるんならやる、議員定数削減するんならする、公務員給与を削減するんならする。しないんならしない。要するに決断しないことには、政治ではない。そのまえに補正予算さえ議論せずに、党利党略だれがいいいったこういったみたいな話でなにもしない国会が存在すること自体不思議でならない。

なにもしないいんなら「全員罷免」せよ!なにが事業仕分けだ、まず役に立たない国会議員を仕分けして、政治の責任を果たしてもらうしかないのだ。

倒閣とか政権交代とかちゃっちいことではなくて、日本を「洗濯」するしかない。具体的には今の政治システムを全面的に変えるのだ。

55年体制も戦後民主主義も終わったのだ。あたらしい政治システムに変えないと日本は滅ぶ。滅びたいのなら今のままでいい、自分は死ぬからいいけど、後の世代は困るだろうに。

皆ゆで蛙のままで、茹で上がるまで待つのだろうか?諸賢に問いたい。