【福岡】宅配便で覚せい剤売買 稲川会系の組幹部ら

11/24 20:07 更新

宅配便を利用して全国の暴力団関係者などに覚せい剤を売りさばいていたとして、福岡県警などの合同捜査本部は24日、指定暴力団稲川会系の組幹部ら2人を逮捕、起訴したと発表しました。覚せい剤取締法違反や麻薬特例法違反などの罪で逮捕、起訴されたのは、茨城県の指定暴力団稲川会系組幹部、鈴木総一郎被告(46)と横浜市の無職、伏木伯一被告(49)の2人です。福岡県警によりますと、鈴木被告ら2人は去年3月から6月にかけて、宅配便などを利用して山口組系や工藤会系の組員らに、覚せい剤あわせておよそ480グロラムを売り渡し、現金およそ880万円あまりを受け取っていたとされています。鈴木被告らは宅配便を利用する際、菓子などの間に覚せい剤を入れて巧妙に隠し送っていたということです。「鈴木被告らが宅配便を使って覚せい剤を売買している」という情報を基に福岡県警などが捜査を進め、鈴木被告らと取引していた暴力団関係者ら15人をすでに検挙しています。また、鈴木被告らはこのほかにも覚せい剤およそ2.7キロ末端価格にしておよそ2億4000万円を密売していたということです。