2010年 11月 24日
妹への殺人未遂容疑 17歳の少年逮捕
24日午後、倉敷市で17歳の少年が妹を刃物で刺したとして殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。妹はその後、死亡が確認されました。逮捕されたのは倉敷市に住む17歳の無職の少年です。警察の調べによりますと少年は24日午後3時25分頃、自宅1階の洗面所で同居する14歳の中学3年の妹を包丁のような刃物で刺した疑いです。妹はその後、死亡が確認され、警察は容疑を殺人に切り替え捜査する方針です。取調べに対し少年は「バカにされたので刺した」と容疑を認めているということです。

北朝鮮の韓国砲撃で岡山・香川にも波紋
北朝鮮による韓国砲撃が岡山・香川でも波紋を広げています。関係者の間には、事態の拡大を懸念する声が上がっています。23日午後、北朝鮮の朝鮮人民軍が韓国・延坪島を砲撃し、韓国軍兵士2人と民間人2人が死亡、北東アジアの緊張が一気に高まりました。これを受け、香川県は23日午後6時、危機管理連絡室を設置しインターネットなどで砲撃に関する情報を集めたり、電話で県内の公立学校の修学旅行の予定を確認したりしていました。香川県が危機管理連絡室を設置するのは、去年5月の北朝鮮の核実験以来です。一方、岡山県内に住む在日韓国人の団体では、東京の本部の対応を見守っています。韓国に親せきや知人がいる人も多く、今回の事態に不安と憤りを募らせています。旅行会社や航空会社では今のところ、キャンセルの増加など、目立った影響は見られないということですが、今後、影響の拡大が懸念されます。

高松市が下水道工事で2600万円未払い
高松市は下水道の修繕工事などで昨年度までの4年間、工事業者に対し約2600万円の未払いがあることを明らかにしました。高松市が会見で明らかにしたもので昨年度までの4年間に、下水管の修繕工事などを行った34の業者に対し、約2600万円を支払っていなかったということです。支払いを担当していた下水道管理課の男性係長が業者への請求書などの事務手続きを怠っていたことが原因で、管理職のチェックも不十分だったということです。市では今年度中に業者への支払い手続きを行うとともに調査委員会を設置し再発防止策に向け全ての部署で実態調査を行うとしています。

業務上横領容疑 岡山市職員を再逮捕
企業から徴収した税金を着服したとして逮捕・起訴された岡山市の課長代理の男が24日、再逮捕されました。ほかにも税金115万円余りを着服していた疑いです。業務上横領の疑いで再逮捕されたのは岡山市総務企画課課長代理の坪井創容疑者です。警察の調べによりますと坪井容疑者は、おととし3月、自営業の男性から徴収した市県民税など115万円余りを市に入金せず着服した疑いです。警察の調べに対し、坪井容疑者は容疑を認めているということです。坪井容疑者は金属加工会社から徴収した市県民税など97万余りを着服したとして逮捕・起訴されています。市の調査では坪井容疑者が関与したと見られる不自然な税務処理が数百万円に上っていて警察は今後も余罪について調べを進めるとしています。

宇高航路存続で経営合理化案など提案
宇野と高松を結ぶ航路の活性化策について話し合う協議会が24日、高松市で開かれ、現在の2社を1社にするなどの経営合理化案や利用者アンケートの結果が報告されました。協議会には国や関係自治体、学識経験者などが出席し1日44便体制を維持しながら現行の2社を1社にする合理化案が示されました。それによりますと旅客の片道料金を現在の390円から600円に値上げした場合、年間の赤字を4億8500万円から1億5000万円に圧縮できるとしています。また先月実施した利用者アンケートやウェブによる調査などからフェリーについて知らない若者が多いことがわかり、利用促進のため年末年始の期間中、24歳以下の若者が運転する乗用車を対象に休日割引を実施することが決まりました。協議会では出された意見などをもとに航路活性化に向けた連携計画案をまとめ、次回会合で審議することにしています。