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衆院予算委員会は29日の理事懇談会で、那覇地検が提出した中国漁船衝突事件のビデオ映像について、衆参両院の予算委理事らで11月1日午前8時に視聴することを決めた。
政府、与党はビデオ映像の提出は国会審議のためとして一般公開には応じない方針。これに対し自民党の「領土に関する特命委員会」(委員長・石破茂政調会長)は29日、映像全編の一般公開を政府に求めることを決議、近く申し入れる。
視聴するのは衆参予算委の理事会メンバーと、1日午前に開かれる衆院予算委の集中審議で質問する議員の計約30人。国会内の一室が会場で、携帯電話の持ち込みや録画、録音は禁止する。映像を説明するため鈴木久泰海上保安庁長官が出席する。
ビデオは海上保安庁が撮影。全編で約2時間とされ、那覇地検が約6分50秒に編集し、27日に衆院に提出した。自民党は恣意的な編集がされた可能性があるとして「事実が明らかにされたとは言い難い」と指摘。仙谷由人官房長官は、29日午後の記者会見で「見てから議論してもらえばいい」と述べた。(共同通信)
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