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【愛知】「治安が悪化」45% 県政モニター、2年前と比較2010年11月23日 県が8月に行った県政モニターアンケートで、地域の治安が2年前より「悪くなっている」と答えた人が半数近い45.4%に上り、「良くなっている」は11%にとどまっていたことが分かった。全国的に刑法犯認知件数は減少傾向だが、県内は一昨年、昨年と2年連続で増加。犯罪抑止、地域防犯力の向上が急務となっている。 アンケートは県政モニター497人に郵送、インターネットで実施し、482人から回答を得た。回答率97%。 地域の治安は「以前と変わらない」が41・5%。4年前の調査では「悪くなっている」が38%、「良くなっている」が17・1%で、一段と悪化していると感じていることが明らかになった。 自治体に望む防犯対策では「公園、駐輪場の防犯カメラなどで犯罪の起きにくい環境の整備」が38%で最多。地域に密着した犯罪・防犯情報の提供を求める声も多かった。 特に、防犯カメラの設置に「賛成」は83%に上り、「反対」は9%足らず。「賛否両論あると思うが、存在自体が犯罪の抑止力になる。プライバシーに配慮しつつもカメラの充実を望む」といった声が寄せられたという。 ほかに「高齢者の所在不明が続いたが、近所の人とのつながりが防犯にも必要」「放置自転車、不法投棄、落書きのないきれいなまちづくりで犯罪も少しは減ると思う」などの意見もあった。 県内の2009年の刑法犯認知件数は14万6000件。県と県警、県教委が策定した「あいち地域安全新3カ年戦略」には、11年度までに2万件以上を減らすと盛り込んでいる。県などは目標達成のため「県民、事業者、市町村が一体となった活動で犯罪が起きにくい社会を」と呼び掛けている。 (鎮西努) PR情報
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