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「検察の独自捜査事件は可視化を」民主議連が骨子案

2010年10月29日10時12分

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 民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議員連盟」(川内博史会長)は28日、議員立法での成立を目指す法案の骨子案を明らかにした。検察官が独自に捜査し起訴する事件については「チェックが働かず、一番おかしなことが行われやすい」として、特例法をつくって可視化を義務づけることが中心。議連内で検討し、来月中旬にも法案の骨子を取りまとめるという。

 骨子案には、取り調べで聴取した参考人の検察官調書については、録音・録画していなければ裁判で証拠として使えないことも盛り込んだ。また、任意の取り調べ段階で、聴取を受けた人がメモを取ったり録画したりすることを自ら求めた場合、警察を含めた捜査機関に尊重させる規定を設けるため、刑事訴訟法を改正することも検討する。

 取り調べの可視化をめぐっては、法務省が実現に向けて来年6月以降に意見を取りまとめるとしているが、議連は実現の前倒しを求めている。検察官の独自捜査以外の事件の可視化についても、捜査機関が努力するよう求め、段階的に実現させる考えだ。

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