 |
2010年11月22日(月) 19:45 |
|
|
 |
備前焼「白備前」のうさぎ窯出し
江戸時代に考案され一時途絶えていた乳白色の備前焼「白備前」をご存知でしょうか? その白備前の復活に取り組む作家・木村玉舟さんが、来年の干支うさぎの置物を焼き上げ、22日窯から出しました。
窯出しを間近に控えた白備前です。 備前市にある木村玉舟さんの登り窯です。 木村さんは16年前から白備前に取り組み、毎年干支の置物を製作しています。 今年は10月1日に火入れを行いました。 白備前は、鉄分の少ない土を使い、備前焼よりも高い温度1200度で10日間焼き上げます。 22日朝10時窯出しが始まりました。 大小様々な表情のウサギたちです。 今年は40体の白備前のうさぎが出来上がりました。 煙と灰、さらには外気の湿度によって乳白色の表面に温かみを感じる象げ色が加わります。 また、足元の赤色も白備前の特徴です。 白備前のうさぎは、木村さんの店と高松市にある高松三越で11月30日から順次販売されることになっています。
|
|