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2010年11月22日(月) 19:45 |
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美作市で3頭のツキノワグマ捕獲
岡山県北では、クマの出没が毎日のように続いています。 22日も、岡山県北の美作市で3頭ものツキノワグマが捕獲されました。
檻に閉じ込められたツキノワグマです。 22日朝、美作市の旧作東町内で、鹿やイノシシを捕獲する為の檻に掛かっていたのを地元の猟師が見つけました。 捕獲されたのは、集落から僅か100mしか離れていない場所でした。 また同じ美作市の旧大原町内でも檻の中に1頭。 更に旧勝田町内でも1頭がワイヤー製の罠に掛かっていました。 21日夜から22日朝にかけて、美作市内であわせて3頭ものツキノワグマが罠にかかりました。 市内では、20日にも1頭捕獲されたばかりです。 例年にないペースで出没しているツキノワグマです。 岡山県内では、今年6月以降22日までに、延べ53頭ものツキノワグマを捕獲。また目撃情報も岡山県の北東部を中心に174件寄せられています。 ツキノワグマは絶滅の恐れがあるとして、岡山県は捕獲後、耳に個体を識別するためのタグをつけ山へ帰しています。 一方で、人への被害を防ぐため、再び捕獲された場合にのみ殺処分が検討されますが、この方針には住民から疑問の声も聞かれました。 ツキノワグマは、今年の餌不足から本来冬眠に入る来月も人里に現れる可能性があるといいます。 岡山県は、クマを引き寄せないために、出没する地域では残飯や作物を放置しない事、またクマが最も活動する早朝や夕方の外出に特に注意するよう呼びかけています。
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