データ復旧がらみだが・・・
テーマ:ブログ最近というか、以前からなのだが・・・
ライターとかメディアの記者の知識不足が気になっている。
今日は、Googleで「データ復旧」と検索した時に、一番下に表示された、
データ 復旧 のニュース検索結果
データ復旧のプロが提供する、スグレモノのHDD診断ソフト(第136回)
今回紹介する「HDD-SCAN」は、「SMART」情報に加えて、HDDの情報表示、HDDへのデータの読み書き状態の点検、不良セクターの検査などして、HDDを総合的に診断するソフト。 このソフトはHDDのデータ復旧サービス(故障して、正常な方法ではアクセスでき ...
に、ついてなのだが・・・
間違いというか、最悪はデータを失う可能性・・・
データ復旧のプロが提供する、スグレモノのHDD診断ソフト(第136回)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20100924/1027623/?f=ranking
1.紹介しているソフトウェアの画面の順番に従わず、敢えて一番下に有る「データ記録状態およびWindows最適化」を選んで「次へ」をクリック。 としているが、これは「データを守る」の観点からは、リスクの高い順番を選択している事になる。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20100924/1027623/?P=6
その理由は、デフラグ中に「不良セクター」が検出されると、最悪の場合はデフラグがエラーを起こしPC自体が停止してしまう。この時に、断片化の解消のために書き換えられている最中のファイルの構造情報は、PCのメモリー上にしか存在しない。
だから、PCがエラー停止してしまうと、それが失われてしまい、ファイル消失などの障害を引き起こすことになる。
だから「デフラグ」は、不良セクタが存在しないことを確認したうえで実施することが必要。
2.「ディスクの不良セクター検査」の中(P-8)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20100924/1027623/?P=8
不良セクターはWindowのチェックディスクなどで回復することができるので、もし不良セクターが多少でも見つかったときにはチェックディスクを試してみよう。
チェックディスクは、「不良セクター」に対する読み書きを行わないように、そのセクタの代替セクタを作成する機能しか持たない。「不良セクターはWindowのチェックディスクなどで回復することができる」と言う認識は危険!
出来てしまった「不良セクター」を回復することは不可能と認識すること。
物理フォーマットで・・・などと馬鹿なことを言う人もいるが、物理フォーマットも、代替セクタ処置によって、物理的に存在する「不良セクター」を論理的にアクセスしないようにしているだけなのだ。
ファイル構造情報が読み取れなかったりした場合、チェックディスクは本来一つのファイルであるはずのデータを、セクタ毎に別の「XXXX.CHK」のようなファイルとしてしまうのだから、ウイルスに感染したと間違える人がいても不思議はないものなのだ。
こうなってしまうと、ファイル構造情報が書き換わってしまっているので、データ復旧業者ですら、ファイルを元の状態に復旧できなくしてしまう可能性が高くなる。
ソフトウェアは、基本的に物理的に異常が無いことが前提でつくられている。
Windowsに付属している機能(ソフトウェア、アプリ)は、PCをWindowsで起動させることが優先されていて、
ユーザデータの保護に対する考慮はされていないのだ。
Windows付属の機能でデータの保護を図ることは、バックアップ以外には存在しないと認識することが必要である。
IT関連ライターとか記者の知識って、こんなもん!
Webや雑誌の記事を信用すると、恐ろしい結末になる可能性が・・・・
あ、↓に出てくる広告の「データ復旧会社」も最大疑惑会社です! 笑
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